第2話

華やかに行われてるパーティ

そこに亀裂が入ったのはガルロットの言葉


「レスティーナ・リーレンス 婚約破棄を言い渡す」


そう会場内に響いた


その言葉が何を意味するか解ってるのか

そうグレファスの声が聞こえた

何も落ち度は無い筈

ガルロットの母ベルティナがうちの息子がこめんなさいと言う


「レスティーナ 気を確り」


母ラスティーナがそう言う


魂が抜けそうな状態でその場は騒然とする


お可哀想にレスティーナ様

ガルロット様も酷いお人と声があがった

いきなり婚約破棄を言い渡すなんて


帰りましょレスティーナがもたないそうラスティーナが言った

父ヤァールがそうだなと言ったのだ

数時間かけて家に戻って来た

かなり落ち込んでる

そりゃそうだいきなりの婚約破棄なのだから

今はそっとしときましょ

本人が落ち着かないと流石に無理


パーティから一夜明けた

沈んでるレスティーナ

気分転換にでも行きましょと母ラスティーナに連れ出され

見てるだけで癒されると噂の花畑へ来たのだ

ここならゆっくり散歩できるからと言った

それに頷き1人でゆっくり見て回る


いろんな花を見ていたら落ち着いた


途端に声をかけられた


「あの 落としましたよ」


そこにいたのは貴族ではあるけれど

貴族らしからぬ男性

その人からハンカチを受け取る


「あ、ありがとうございます」


良かった気付いて無いみたいだったからと言う

僕はこれでと言って何処かへ行ってしまった

颯爽と現れ颯爽と消えて行ったのだ

その姿に惹かれてしまっていた

名前も知らずに惹かれる何てあってはならない事

だけどこればかりはどうしようもない


また会いたいなと呟いた

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