第17話 知らないうちに流行の尻馬に乗る私

 流行に背を向けるを良しとする私である。なので、携帯もずっとガラ・ケーを使っていた。しかし、契約する電話会社の都合で、古い携帯は使えなくなるという。対応する電波がどうのこうのという話。


 機種変更依頼がしつこく来るも断り続けた私である。1度などは自宅にまで来たが、やはりお引き取りいただいた。しかし、使えなくなる期限がもうすぐそことなり、仕方ないと、ついに機種変更に応じた。


 残りものには福があるということか? あるいは、そもそものサービスなのか分からないが、アイフォンの中古が無料とのことで、それにした。2年ほど前のことである。しかし、アイフォンって取説もないのだな、と驚く。ネットで調べろということなのだろうが、どれが、オン・オフのスイッチかも分からんぞ。


 それからしばらくしてスマホ・ゲームにはまる。ゲームそのものは、しばらくやってなかった。働き出して、やらなくなったのだ。理由はよく憶えていないが、時間がないとかの、あるあるネタだと想う。


 ところで、このスマホ・ゲームであるが、面白いのだが、何せ画面が小さい。しかも、破損防止の部材を画面に貼っているので、指でタッチしても、反応しなかったり、違うところが反応したりと、なかなかストレスが多い。


 ちょうど、そのころ、Windows8.1のサポート期限が来るというので、PCを買い替えることにした。もちろん、10にアップグレードする道もあるのだが。ただ、かなり古い機種であり、また、ある時期、不調だったということもあり――リフレッシュか何かをして、とりあえず復調したのだが――もう寿命だろうと判断した。加えていうと、アップグレードしたら、インストール済みのオフィスも一太郎も使えなくなる。


 それで、折角だからというので、ゲームができる機種にした。GPUなどを搭載したのである。頼んだのはBTOパソコン・メーカーで、これは前機種からのこと。


 パソコンでやるようになり、ゲーム体験はずいぶん快適になった。そんなときに飛び込んできたのが、パル・ワールドの大ヒットである。発売直後に数百万本を売り上げ、現在では15百万本を越えている。ちなみに、私自身は未だにやっていない。ただ、驚いたのは、ゲームの方ではなく、PCゲームをやっている人の数の多さ。ちなみに、このゲーム約3千円と比較的安価であるが、それでも、無料ではない。なので、スマホ・ゲームと異なり、とりあえず興味があるので、ダウンロードしてみたという数ではないのである。


 PCゲーマーの母数はこれよりずっと多いことになる。結局、私みたいな人間が多いのだろう。まあ、私はそのどん尻にいるのだろうが。つまり、スマホの普及→無料のスマホ・ゲームの普及→ゲームPCの普及という訳である。


 そして、この数が膨れ上がっていることが、プレステ5の発売不振を招いているという。実際のところ、私自身もプレステ5を買うかどうか迷いつつ、未だに買っていない。


 ちなみに、新PCにオフィスは入れたが、一太郎はまだ入れていない。小説を書くだけなら、どちらでも大差ないけど、ATOKは明らかに欲しいところ。


 でも、古いPCはスタンド・アローンでは使えるから、そっちで小説を書いているのだ。ところで、本作のようなのは、カクヨムさんに直に書いている。


 


 



 


 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

スマホ・ゲームとネット小説 ひとしずくの鯨 @hitoshizukunokon

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る