ありのままで

颯斗は手始めにブログを書き始めた。YouTubeも始めた。小説も書き始めた。子供のころからお笑いや歌が好きだったので漫才や歌詞も書き始めた。それが自分をどこかに連れてってくれるという全く根拠のない自信が颯斗にはあった。颯斗は失業手当をもらいながら実家でニートをしている。ハローワークで支援相談員をやってくれてる人に自分は鬱であること、高校生の時にADHDと診断されたこと。ADHDと診断されて処方されたステラトラを飲み始めて万引きで2回捕まったこと。それでショックを受けた母親がステラトラを飲むことに反対のこと。全て支援相談員の人に話していた。それを踏まえたうえで担当の支援相談員と一緒に求職活動をしていた。

「ブログやYouTube、発信したり表現することを続けながら働けるところがいいなぁ」

「自分の中にたまっていっちゃうモノを吐き出し続けていないと僕はすぐに壊れるからなぁ」

「担当の人にブログやYouTubeのこと伝えた方がいいのかなぁ、でもハズイよなぁ」

そんなことを颯斗は考えていた。

そして今日颯斗は自分がやってることを担当の相談員に伝えると決めた。

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