【第二章:科学探偵クラブ(5)】
次の日は再び雨だった。
昨年の夏休みには、真中しずえと空木カンナの
「池田先生、お願いがあるんです!」と、真中しずえは話を切り出した。
「またお願いか。今回のはなんだ?科学クラブで新しい
「違います。旧校舎の図書室の横にある図書準備室に入りたいなと思ってるんです。」
「なんでまたあんなところに。
「幽霊?一体なんの話をしてるんだ?」と不思議そうな顔をしている池田勇太に、真中しずえと空木カンナは一昨日の放課後に相葉由紀の身に起きた出来事と昨日の放課後にみんなで図書室に行ったときの様子を
「なるほど、君たちが言いたいことはわかった。でもなあ、そんな
「そこを何とかお
「幽霊がいるかどうかを確かめるためにって、そんなの理由にはならないよなあ。君ら科学クラブに入ってるんだろ。幽霊なんて、そんな
「自分の目で確かめてこその科学クラブですよ、先生。」
「うーん、とは言ってもなあ。」
「あ、そうだ」と、空木カンナが池田勇太と真中しずえの会話に割って入る。
「池田先生、たしか
「おう、よく
「じゃあ、池田先生は今、図書委員の担当なんですよね?旧校舎の図書準備室の本の
「お、それは良いアイデアだな。掃除もしてくれるんなら、
「じゃあ、
「おう、いいぞ。でも、掃除をするんなら、君ら二人だけだと
すると、「大丈夫ですよ、先生。科学探偵クラブの人は
***
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