第47話

家に帰ったヨウイチたちは帰宅後、メイドさんの夕食を皆と食べくつろいでいた。

(そういえば、ステータスを確認するんだったな・・・)

アガルタ王都ダンジョンの第4層を攻略した際、職業欄にとある記載されていたのを確認していた。


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【名前】佐藤洋一(ヨウイチ)

【種族】人族 【年齢】17歳

【レベル】50/100

【職業】鑑定士(転職可能) 冒険者:Cランク

【状態】良好

身体能力

【HP】1570/1570

【MP】 1570/1570

【攻撃】785+ 157

【防御】 785

【魔攻】 785

【魔防】 785

【敏捷】 785+ 157

スキル

【鑑定(神)】▼

【アイテムボックス(神)】▼

【テイム(スライム)(1/2)】▼

【剣術】▼ 【短剣術】▼

【槍術】▼ 【棒術】▼

【盾術】▼ 【弓術】▼

【爪術】▼ 【水操】▼

【怪力】▼ 【俊敏】▼

【知力】▼ 【水魔法】▼

【回復魔法】▼【算術】▼

【情報分析】▼【解析】▼

【幸運】▼【繁殖】▼(現在OFF状態)

<使用不可>

【拳術(80%)】【斧術(30%)】

【火魔法(70%)】【支援術(10%)】

【岩生成(20%)】【頑丈(30%)】

【硬化(20%)】【統率(30%)】

【狂化(10%)】【嗅覚(70%)】

【回避(10%)】【水泳(40%)】

称号

【ゴブリンの宿敵】▼ 【チョロい男】▼

【スライムの友】▼

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(転職可能か・・・うーん、転職ってどうしたらいいんだ?鑑定さん教えてくれないかな・・・)

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ステータスを鑑定しました。

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(あ、なんか久しぶりだ。転職について表示して。)


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【詳細鑑定】

・転職可能・・・上位クラスへの転職が可能。転職は神殿で行う。

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(神殿か・・・そういえば、リンさんに連れってもらってから一度も行ってないな・・・)

ヨウイチは、ステータス画面を閉じた。

(さてと、そろそろ寝るか・・・)

「じゃあ、俺は先に寝させて貰うよ」

「うん!おやすみー!」

サヤカが元気よく返事をした。

(さてと・・・明日は神殿に行ってみようかな?)

そう思いながらヨウイチは眠りについたのだった。

翌日、ダンジョン攻略はお休みなので、教会に来てみた。

「すみません。転職について聞きたいのですが・・・」

「転職ですね。かしこまりました、こちらへどうぞ」

シスターに案内された部屋に入ると、そこには大きな水晶があった。

(おぉ・・・これが教会の鑑定石か・・・)

ヨウイチは期待に胸を膨らませながら鑑定石に手をかざした。

すると、水晶が光り輝き、ヨウイチの目の前にステータス画面が現れた。


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【名前】佐藤洋一(ヨウイチ)

【種族】人族 【年齢】17歳

【レベル】50/100

【職業】鑑定士(転職可能) 冒険者:Cランク

【状態】良好

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「転職可能なようですね。」

(おぉ・・・!やっぱりできるのか!)

「では、転職について説明しますね。」

---

・神に祈りを捧げることで上位クラスへの転職が可能。

・上位クラスへは、通常のクラスチェンジと同様に神殿で行う必要がある。

・下位クラスのレベルが50以上ない場合は転職できない。

---

(なるほどな・・・)

「ありがとうございます!」

「それでは転職するための準備を行います。この後、神官長がいらっしゃるので、神官長と一緒に転職の間へお越しください。」

「分かりました。」

(神官長か・・・どんな人なんだろう?)

ヨウイチは期待に胸を膨らませながら、準備が終わるのを待っていた。

10分ほど経った頃、部屋の扉が開いた。

「お待たせしてすみません。準備が整いましたのでこちらへどうぞ」

部屋に入ると、そこには老齢の男性が立っていた。

(この人が神官長かな?)

「初めまして、私はこの教会の神官長を務めておりますアルスと申します。」

「初めまして、俺は佐藤洋一と申します。よろしくお願いします」

ヨウイチが挨拶をすると、アルスさんは微笑みながら頷いた。

(おぉ・・・なんか優しそうな人だな)

「では、早速ですが転職の間へと向かいましょう」

2人は部屋を出て、廊下を進み始めた。

「転職の間へはこちらです。」

アルスさんは廊下の突き当たりにある扉を開いた。

(おぉ・・・ここが転職の間か!)

そこは、とても神秘的な空間だった。

部屋の中央には大きな魔法陣が描かれており、その周りには様々な色の光を放つ水晶玉が置かれていた。

(すごいな・・・)

ヨウイチが感動していると、アルスさんが話しかけてきた。

「では、まずは祈りを捧げてください。」

ヨウイチは頷くと、魔法陣の中央で跪き手を組んで祈り始めた。

(上位クラスへの転職をお願いします・・・)

すると、魔法陣から眩い光が放たれた。

そして、その光が収まると、アルスさんが話しかけてきた。

「おめでとうございます。無事に上位クラスへの転職が完了致しました。」

「ありがとうございます。」

(これで俺も上位クラスか・・・)


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