第7話
遠くで
テント
清貧をもとめるのは、まちがっている。性格破綻、低知能、無学無教養、低モラル、不運が蔓延しているのが、テント村である。路上生活者に究極の精神状態をもとめるのは、無謀である。
めぐみ
台風のような豪雨になると、テント村は静まりかえる。農村にとっては恵みの雨であるが、路上生活者にとっては生命の危機に直結する。テントの上にある大樹の枝が大風により、折れて落ちることがある。そうなるとケガで済まないこともある。
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