世界の変化

第7話 じいちゃんの事情

「いや、だっていきなり俺達人間を間引いておもちゃにするって言われたんだもん。」


 てか人間ってどこまでが人間なんだろ?


「それもそうじゃが仕方ないであろう?

 急いでおるのじゃから。」


「急いでるからってあれはないだろ!

 我は説明を所望する!」


「じゃあ逆に聞くが、違和感は感じなかったのか?」


 うーん…

 そんなもんあったか?


 あ!


「確かに隕石があんなにきりのいい時間に遅れずわざわざ出勤してくるわけねーもんな!」


 いや、でも別に確率だからありえるか…?


「いや出勤て…。

 確かにそこもあるんじゃが、隕石が落ちてきて発光して終わりなわけないじゃろ、普通。」


「確かに!」


 そうやん!

 隕石って落ちたら色々あって恐竜滅ぼせる(※諸説あり)んだもんな!サイズにもよるっぽいけど…。


「はぁ…。まあいいわい。

 この儂が直々におしえてやる!」


「あざっす!おなしゃす!」


「まず、あの兵器は我が『アミルダ星』の兵器じゃ。

 といっても、ミサイルや爆弾などではない。

 あれは我が星のアンデットやモンスターどもをうみだす『スポナー』をこのちきゅう全土に発生させ、この星に恐怖を与える機械じゃ。

 もっとも、我が星ではアンデットやモンスターなど的にしかならんがな!」


「たくさん喋ったなじいちゃん。

 のど飴いるか?」


「ではありがたく…。

 って儂はじいさんなどではない!

 儂はサムじゃ!

 ところで何味じゃ、この飴。

 うまいな!」


「はちみつレモン味。

 今度色々うまいもん教えてやるよ!」


「おぉ、それはありがたい。

 ではこの仕事が終わったら頼むぞ!」


「おう!

 じゃ連絡先交換しようぜ!

 RILEやってる?

 てかスマホって知ってる?」


「この星のことは調査済みじゃ!

 ただその『すまほ』とやら、画面がつかんのじゃが…。」


 え、大丈夫かこのじいちゃん…。

 詐欺とかかけられてそう…。

 心配だなぁ。


「ああ、それはな…。」







−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

当たり前のように話している2人ですが、これもサムの星、アミルダ星の技術のおかげです。翻訳こ◯にゃく的な。

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