第6話 隕石飛来

「はぁ、はぁ、9時27分…。

 あと3分じゃ、間に合わねぇ…。」


 現在地から慶の家まで全力で走って10分はかかる。


 俺は慶と合流することは諦め、公園のベンチで黒猫とその時間を迎えることにした。


「すまん、黒猫。

 間に合いそうにねぇわ。

 慶には合わせられないかもしれない。」


「ミィィ(だれだそいつ)?」


 そのとき、さっきから見えていた隕石が光を放ち始めた。


「うお、何か光り始めた!

 まぶしっ…!」


 あまりの眩しさに俺は思わず目を閉じた。







 目を開けると、そこにはいつもと変わらない綺麗に晴れた青空が広がっていた。

 いや、いつも晴れてるわけじゃないけども。


 俺が周りを確認しようと起き上がると、目の前には鬼のような顔があった。


「正に閻魔大王ってか…。」

「誰が閻魔大王じゃ!」

 バシッ!


「えっ痛いんですけど!」


「おぉすまんすまん。

 お前みたいなのが大勢おるもんで急がねばならんのじゃ、手短に話すぞ。

 『あの隕石兵器でお主らを間引いたあと儂らが楽しく遊んでやる。』

 せいぜい頑張ることじゃな。

 それではn」

「まてよ!」


「なんじゃ。

 さっきも言ったとおり儂は急いでおるのじゃ。」


「手短すぎるだろ!!!!」






−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

黒猫君は翔についてすら詳しく知らないのに知らない人が二人も出てきて混乱しているようです笑。

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