第3話 弱点

 俺が今使っているキャラはキービィ。


 対する慶が使っているキャラはフェークス。


 そして今、俺は苦戦を強いられていた。

 慶の蓄積ダメージが56.3%、俺の蓄積ダメージは98.4%。

 明らかに不利だ。


「なあ、賭けしようぜ。

 この勝負に勝った方が負けた方をパシれる。」


「俺圧倒的に不利な件について。

 まあいいだろう。

 しょうがないなー慶君は。」


 すると、フォークスの動きが変わる。

 俺が慶にキャラコンで勝つことはほぼ不可能。

 だから...


「お前佐藤と会ってこないでいいの?

 確か家この近くだろ? 

 お前と佐藤お似合いだとおもうんだけどなぁ~!」


 こいつの苦手な恋バナに持ち込む。

 ちなみに佐藤とはだ。

 たまに慶についての相談を受けたりする。

 まあちょっと重い気もするけど…。

 まぁそれは置いといて、肝心の慶はというと…


「なっっ、、お前っっっ...」


 予想通り明らかに動きが鈍った。

 ここだっ!


「いけっ!神殺し雷ハンマー!!

 よしっ!俺の勝ち!

 はい終わり終わり~!」


「ちょっと待てよ。」


 ゾワッッッ!

 笑顔の慶が問い詰めてくる。

 せ、背筋が凍る!!

 られる!


「今のはどういうことかな、翔君よ…!」


 慶はそう言いながら俺に近寄ってくる。


「か、勝つためには手段を選ばない!

 それがゲーマー魂!(ドヤッ)

「殴るよ?」

 ヒッ それに佐藤とお前がお似合いなのは本当だよ?嘘じゃないよ?」


「う、うるさい!

 いいからなにをお望みだ?」


「じゃ、モバイルバッテリー貸して。」


「あいよ…。」


 慶がなにか言いたそうな目でこちらを睨んでくるが、気にしない気にしない!



「てんきゅー!」





隕石飛来まで残り1時間15分...









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佐藤さとう すず

年齢:15歳

性格:?

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