第39話
と言うことで、俺は家に時間を置いて戻って来た。
流石に姉はもう居ないようだ。
ーーー
「おはよう!!」
「おはよう!!」
部長と朝から待ち伏せ、何というか照れるな。
「やっぱりいるね。あの妹さん」
「うん、イモハラ」
「あ、昨日のやつ思い付いたんだ」
「あのあと、姉にも帰りにされてね」
「じゃあ、今日は優君の家でお泊まりだね」
「うん、お願・・・えっ?」
「駄目?」
さらっと言われたけど、
まぁ別に女の子が来たら、襲っちゃいそうだからって言う女の子が家に来ただけでやばいことをしないか心配!!とか言う、俺は手を手出ししないようとか言いながらストレートにセクハラ発言するムッツリ主人公のようなことは思ってないけど、
「ごめん、叔父と叔母が許さないから」
前の家の方だったらむしろ良かったかも知れない。姉と妹も母も少しは
落ち着いたかも
「そうか、残念。」
つか、普通に叔父が部長に何かしないか心配だし、
ーーー
「お兄ちゃん、どう言うことなの?」
「見ての通り付き合ってるんだけど、それより早く学校に行け」
「あ、君が妹ちゃんね」
「・・・お兄ちゃんに彼女とか嘘に決まってるじゃん」
おー、妹なのに分かっていらっしゃる。
「嘘じゃないよ」
部長はそう言ってくれて、見せつけるように俺のほっぺに
「・・・」
「はぁー!!」
「行こう!!優君」
「え、あ、その」
「付き合ってるの、嘘じゃないよー」
部長は笑顔で俺を引っ張る。
例え嘘なら、ここまではして来ないだろう。
「ってことだから、邪魔しないでねー!」
俺も気持ちよく彼氏なしの妹に煽る、気持ちいい。
ーーー
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