家族からストレス解消の道具にされていた俺、だがある日、父親が亡くなり

第38話

「えっと、俺が部長さんと付き合った振りをする？」

「そ、そうです」

「え、流石に悪いよ」

「わ、悪いんですか！！」

「いや・・・そうだね。提案して貰ったのに、そう言う方が変か」

「・・・これはガチ目に鈍感ですね。」

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と言うことで、明日からは見せつけるように登校して、妹が近づきにくいオーラを出すと言う作戦にするらしいのだが、

「あのぉ、どいて貰ってもよろしいでしょうか？」

「嫌よ。それより来ないだ無視したでしょ」

普通に帰りに待ち伏せされた。家の前で姉に

「それが何か？」

「姉に無視する弟がいるか」

「別に良いじゃないですか、血は繋がっている元家族ですし」

そう、俺の家族は俺によく無視をする。この姉も同じだった。

「元じゃないし、家族で無視とかありえないでしょ」

「してたよね、俺を」

「それが何が悪いの」

「・・・」

「今、理不尽だって、思ったでしょ。姉は弟に理不尽にするものなの」

アネハラ

「じゃあ、俺はそれから逃げたと言うことで」

「いや逃げれてないでしょ、こうして待ち伏せされているんだし」

「・・・」

「弟、帰って来なさいよ。あんたのことみんな待ってるわよ。」

「・・・」

「みんな、あなたのそこまで美味しくなくてもいつも食べてた・・・って！！どこに行くのよ！！」

俺は走って家と別なところに向かった。

ってことで、俺は姉の居ないところを探した。

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