カクヨムコン前にやっておけること。
カクヨムコンの読者選考でよく言われていることは、事前にユーザーフォローのフォロワー数を増やしておくことが出来れば有利になる、です。
これは事実なのかと問われれば、事実である――という解答なってしまいます。
フォロワーが少ないよりは多いほうが間違いなく有利にはなるかと思われます。
出来の良い小説を書いていたとしても、読んで貰えないことには何も始まらないわけですが、とにかくカクヨムコンは投稿数が多い。
フォロワーさんには通知が行きますので、見つけてもらいやすい。
他人の小説であれば読まなくても、友人の書いた小説なら読んでみるか、となる可能性は高まります。
ヨム活するにしても、まずは日頃からお付き合いがあり、お世話になっているフォロワーの皆様の作品から読んでみる、という方も多いかと思います。
読者選考で読者を増やし評価を獲得するのに一番有効なのは、勿論ランキングに入ることですが、まずそのランキングに入るためには、たくさんの方に読んでもらわなければなりません。
ランキング以外の一番太い導線はといえば、やはりフォロワーさんへの通知から、ということになります。
ただ、このことには非常に反発が多いようです。
結局は小説の質より営業力の勝負――と揶揄されたりしているのを見かけたこともあります。
ご怒りはごもっともなのですが、現実問題としてカクヨムコンには万単位の作品が集まります。これだけの数があるのですから、たとえ名作であっても何もしなければ埋もれてしまう可能性が高い。
読んだら分かると言われても、読んでさえ貰えない。
質が良い作品を書いていれば書いているほど、勿体ないです。
営業をするのは、読んでもらえたら好きになってくれる人がいるはずと思っているからこそです。
作者は自作の一番のファンで、オタクなわけですから、良い作品を書いている方こそ、少しでも多くの方に読んでもらえるように、多少の布教活動をすることを許容してみてはどうでしょうか?
カクヨムコンに置いて、よりよいスタートを切りたいのであれば、事前にフォロワーを増やす努力をしてみるのが良いと思います。
そのために有効な自主企画などのシステムがいくつか用意もされてもいます。これらをうまく活用していくとカクヨムコンでも有利になります。
ただ、交流については相手もあることですし、傾向と対策という観点からお話するべきものではないように思えます。
意見の相違などからトラブルに発展することも皆無というわけではないでしょうから、どんどんやれ! ガンガンやるべき! と無責任には語りづらい。
それでもあえて、事前にフォロワーを増やすのに一番健全かつ有効だと思われることを提案するならば。
やはりなんらかの小説を公開しておいて、名前を覚えておいてもらう、というのが一番有効だと思います。
面白い小説を書く人だと思ってもらえたら、新作も読みに来てくれるでしょうからね。
ついでに、自分の趣味に合致する企画があれば自主企画に参加してみるのも良いかも知れません。
この場合に、一番有効になると思われるのは、短めの中編です。
カクヨムは、新着などの導線があまり強くないため、長距離レースに例えられたりします。
短編では認知度が高まる前に終わってしまうため、そのまま沈んでしまうことが多い。
カクヨムは短編が弱い――と言いますかまだ無名の状態で短編を書いてもあまり読まれないと言われています。ランキングにも短編はあまり入ってきません。
ここら辺は短編が強いなろうとは勝手が少し違います。
かといって、大長編ですとお試しには向いておらず、読み始めるのに少し尻込みしてしまいますし、カクヨムのシステム上の仕様として、最新話までいかないと★が入れられないという問題があります。
読み切らせることが出来たら★を入れてくれる方は多く、★がついていることによって、自分もお試ししてみようかと言う人が増えます。
大長編だと読み切らせるのが困難な上、読み切ってくれるまでに要する時間も相応に長い。
長すぎるのも、名刺代わりにする作品としてはこれはこれで問題です。
短編も長編もすでにファンがいる方にとっては大きな武器になるのですが、まず最初に自分を知ってもらうのに有効なのは程よい長さの中編かな、ということですね。
今までコンテストといえば、そのまま書籍化出来る長編の募集が一般的でしたが、最近、カクヨム上で中編募集のコンテストが増えているのも、このためかと思われます。
名刺代わりになる中編は、長編と違って自分の好みの部分のみをぎゅっと凝縮したような作品になっていることが多いはずです。
それにもし評価を下さったり、コメントを書いてくださる人がいたら、作風の趣味が自分と似ている可能性が高いということになるでしょうから、その方の小説を読み返しに行ってみるのもいいでしょう。
さらに、可能であれば自ら自主企画を企画してみるのも良いかも知れません。企画ページに主催者の作者名が目立つ形で表示され、そこからフォローも出来るようになっていますので企画に参加して下さった方がフォローしてくれることもあります。
主催者の作品は参加者に比べ少し読まれやすい傾向があるようですし、企画内容に書く文章で交流したいむねをさりげなくアピールしたりすることも出来ます。
何より、交流のための自主企画を立ち上げてる時点で、『こういう作品を書く方を募集しており、同好の士の方たちと交流したいと思っています』という強い意志表明になっています。
あっちこっちに読み返し目的で読みにいって気に入った作品にフォロー、★やコメント、ハートなどをつけて回る――という営業活動(個人的には、それも地道な努力の範疇であると思いますが)は抵抗が強いという人は多いようですが、自主企画はそもそも作品の編集ページで参加を促されるものです。
自然に気軽にやれて、健全なイメージがあり、なおかつ労力も少ない上に非常に効果が高いです。
相互――と言う言葉で批判されがちではありますが、カクヨムの運営自体はむしろ、書き手同士で交流し、健全な関係を築き、切磋琢磨することを推奨しているようです。そういう趣旨の公式コメントを何度か出していますし、作品の編集ページに自主企画への参加項目があることからもそれは伺えます。
あくまで、健全な、ですが。
評価の強制や、読みもしていないのに★を投げまくる行為(★爆)などは規約違反につながるでしょうし、絶対にしないようにしましょう。
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