カクヨムコン読者選考の仕様。

では、本題に入っていきたいと思います。参加される方へのお話です。

カクヨムコンのシステム――とくに読者選考の仕様を理解して、どのように投稿すべきか考えてみようというお話ですね。


まず応募部門ですが、必ずしも登録ジャンルと応募部門を揃える必要は無いようです。

気になるのは現代ファンタジーなどでしょうか?


普段は現代ファンタジーとして登録しているとしても、カクヨムコンの現代ファンタジー部門には、わざわざ非恋愛主題作品と書かれていたりしますので、それらが主題であれば恋愛かラブコメの方に応募してくれ、という意味合いなのだと思われます。

カテゴリエラーなどには注意しましょう。


では、カクヨムコンの読者選考のシステムをざっと説明します。


カクヨムコンの読者選考は★の数とフォロー数でランキングを決めていると思われます。フォローは★一つ分と同程度の評価と思われます。


読者選考が始まってから獲得した★とフォローだけが評価対象になり、事前にいくら稼いでいても考慮されません。

みんな等しくゼロスタートです。


そしてこのランキングで上位に入ることが出来れば、通過することが出来るという一見分かりやすいシステム――なのですが少数ながらランキング下位の作品が通過していたりする例もあり、ここらへんの仕様がよくわかっていませんでした。


今回、3月の段階で各部門3作品づつ、計21作品の特別審査員賞なるものが発表され、これに選ばれると無条件に最終審査まで進めるそうです。


この特別審査員に選ばれた方たちは、読者選考期間中に応募作品を読みまくっていると思われますが、担当部門の作品については★を入れることも、レビューをすることも、応援コメントを残すことすら出来ないというルールがあるようです。

公平に読者選考を進めるための枷なのでしょう。


つまりこの方たちの評価は一切数字となっては見えてきませんが、しかし最終選考までのフリーパスを与える権限があると言う事のようですね。

賞という形にはなってはいませんでしたが、今までもそういう推薦枠のようなものがあったのかも知れません。


当然ながら、結果発表が行われまでは、どの程度の数が通過するのかはわかりません。

また、参加者が確認できるランキングが週間であるため、読者選考最終日のランキング結果がそのまま結果になるというわけでもありません。


あくまで、2ヶ月超におよぶ長丁場の読者選考期間、その累計のランキングで結果が決まるため、ボーダーライン上にいる人は結果発表を見るまで通過しているかどうか分からない仕様になっています。


通常のランキング同様に、同じ自主企画に参加している方からの評価はノーカウントになりますので、カクヨムコン応募作品で自主企画に参加するのは止めたほうがいいでしょう。


また、カクヨムコンに応募している人からの評価も、応募していない人からの評価より低く見積もって計算されているようです。

読み合いのみで勝ち残るのが難しくしてあるのですね。


カクヨムコンがスタートしますと、読者選考中はサイトのデザインが変わります。

これは、最初の1週間とそれ以降でさらに変化をします。


まず最初の1週間は、通常時には注目の作品が掲載されていたトップページの一番目立つ場所が、カクヨムコン応募作品のランダムピックアップ作品を掲載する場所に変わります。


これに入る条件は恐らく、カクヨムコンに応募している。


これだけです。★0であっても問題なくピックアップされる可能性があります。


1週間がたつと、カクヨムコンの部門別、日間ランキング100位に入っているものからのピックアップに変わります。


ただし、カクヨムコンの日間ランキングは確認できないので、正確にはピックアップの対象に入っているのかどうか分からない、というのが意外に厄介な所ではあります。

例えば、通常ランキングの日間100位以内ならば、カクヨムコンのみのランキングでも確実にピックアップ対象だと分かります。


これが大まかなカクヨムコン読者選考のルール……というか仕様になります。

次からは、これらを踏まえてどのように投稿すればいいのかを考えたいと思います。


※毎年変更や改善がありますので、今年がこのままなのかどうかはまだ分かりません。

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