「xxxx」

ヤミーバッファロー

件名 君へ


今は20xx年のx月xx日。君のために手紙を書いているんだ。君は元気かな?元気かどうか聞かれるとほとんどの人が元気って答えるよね。君もそのひとりだと思う。生きにくい世の中だ。自分の意見を言ったところで他人には理解して貰えないし、そもそも理解してもらったところでなんの解決にも繋がらない。でも君は何度も助けを求めたよね。貰ったばかりのスマートフォンで「xxxx」と検索しては手当たり次第に相談センターに連絡をしたよね。君は本当に偉いよ。


でも残念なことに君は死んだね。


何でだろうね。君は頑張って生きたのにね。悲しいね。つらいね。なんて声をかけてあげればいいんだろう。わからないよ。過去に戻れるなら私は何が出来るのかな。何ができたのかな。いや、何も出来ないんだよ。君のためにできることなんて1つもない。あると思った?私が君を助けられると思った?無理に決まってるじゃん。結末は変わらないんだから。


そういえばさっき、君の遺品の1つであるスマートフォンを見ていたんだ。なぜ見れるか不思議に思った?だって私は君の「xxxx」だから。君の「xxxx」として僕は大切に遺品を扱ってるから安心してね。そのスマートフォンの履歴に見たこともない履歴があったんだ。

今まで「ストーカー」「死にたい」のワードの履歴があることは知ってたんだけどさっき見つけて驚いてさ。


「未来に行く方法」


君は未来に行って何するの?私に会いに来るの?私は誰?

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「xxxx」 ヤミーバッファロー @fyame_

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