第13話

莉乃とは、神原莉乃のことだ。

そう、俺が好きだった人だ。

耳を澄ますと、彼女もやばかったらしい。

似た者同士が引っ付いたのなら納得だ。


「これは、、、ね」

「龍兎ちゃんがかわいそうだわ。」

二人は同情した。

そして、俺がマイクを手に持つと、、、

「俺が簡単に話します。

 まず、私はSa君とA君に屋上に呼びだされました。

 そして、暴力を加えられたました。

 聞くと、元親友のSi君が俺の悪い噂を流したようです。

 それから、俺の学校での印象が悪化しました。

 それで、リスナーの力を使って調べると、、、


 T君が黒幕ってことが分かったんです。

 正直、リスナーのみんながいなかったら終わってた。

 メンタル的に、きつかった。

 でも、リスナーだけでなくV、N、みことかいろんな人が助けてくれた。

 本当にありがとうございました。

 そして、俺はこいつらを徹底的につぶします。


 俺は、自分で言うのもあれだけどインフルエンサーです。

 発信力があると思います。

 その力を、今使う時が来たと思っています。

 たまたま俺たちのトークライブを見てくれた人。

 実は、これはすべてざまぁをするために計画したものです。

 だけど、せっかく来てくれた人がいる。

 見てくれる人がいる。

 もう目標は達成できたけど、、、


 ここで一曲歌います。それでざまぁライブから、

 すごい龍兎ライブへと昇華させます。」


俺は、オリジナル曲を歌った。

それも、今までで一番力を入れて。


「うおおおおおおおおおおおお」

「かっこいいいいいいい」

「推します!!!!!!!!!」

「輝いてるよ!!!!!!」

「美声すぎるwww」


>wwwwwwwwwwwwwwww

>毎度一番上のこめwwwwwで笑うww

>うっまww

>今まで本気出してたのか??ww

>りゅうとが幸せそうでよかった。




「みんな、ありがとぉぉぉ!!!!」




その日、同時接続数が50万人、チャンネル登録数が70万人増えた。

テレビでも放送され、SNSでもこの話題で持ちきりだ。

もともと有名だった龍兎の真の姿が出た。

そのおかげで、ものすごい数のファンが増えた。

それと同時に、龍兎に危害を加えた奴らが叩かれた。

学校も、重大なことだと判断したらしい。

何せ、暴力と集団誹謗中傷だからな。

龍兎のこのライブを見て、つらいことがあっても助けてくれる人はいると感じた人は多くいるだろう。

今回は少しやりすぎだと思ったが、それでも後悔はない。





それから数か月。

プリンス龍兎と呼ばれる、大人気インフルエンサーが突如消えたと話題になった。

あの伝説のライブが行われてすぐのことだった。

彼と深い交友関係であったあの3人も、彼と連絡が取れていない。

それと、彼がいなくなったことでみこが活動頻度を落とした。

よく病み投稿をするそうだ。


彼は、何かをやり遂げたのだろう。

それでも、みんなの心に彼は生き続ける。


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fin















































とあるスーパーで、とある男が働いていた。

高校生ぐらいの見た目だ。おそらくアルバイトだろう。

彼は、熱心に働いていた。

ほかの人も、その態度をほめていた。





それもそのはず、彼は「伝説の人」だったから。

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どうだった?

コメントPls!


あ、俺的に続けたいのでCP2,,,

面白くなってきそうですね

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