第6話
それから、彼女は一旦落ち着いた。
そして同時に、彼女に悪い噂が付くようになった。
「実はヤンキー」
「清楚なふりをしているクソ女」
「クソ同士お似合いカップル」
やっぱみんな理不尽だ。
その後、彼女は放課後に誰にも見られない場所でキレまくった。
あまりにも怒りすぎたので、オフコラボを今日やることにした。
もちろん俺の部屋で。
急いで俺は家に帰った。
そして、配信の告知をして待機所を開いた。
それで、しばらく待っていると命が来た。
「お邪魔しまーす」
「命も告知しないのか?」
「あ、忘れてた。しとくね。」
そして数分後。俺は配信開始ボタンを押した。
「どもこん。ちょっとキレてるプリンス龍兎です。そして!」
「今一番キレてるみこです。よろしく」
>どうした
>みこちゃん!?
>なんかあったんか
>学校でなんかあったんやろ
>なるほど
「その通りです。学校で色々ありました。」
>まじかよ
>あー
>くそやん
>はよそいつつぶしたい
「なんか、みこまで悪い噂が付いたらしくて、、、」
>俺らのみこちゃんが、、
>許さねぇ
>俺らに任せろ
「ちょっとアンケートを取りたいんですけど、正体を学校でばらしたほうがいいんですかね、、」
>いいんじゃない?
>みこはいいの?
>そのほうがざまぁできるし
「私はいいよ。だって、元々龍兎を手伝いたかったんだし」
俺たちは、正体を学校で明かすことにした。
内心ワクワクしていた。
その日はもう夜遅かったので、命が俺の家に泊まった。
そして翌朝。
俺たちは、一緒に登校した。
昨日と違って、冷ややかな目で見られた。
もちろん、陰口も聞こえた。
でも、いいんだ。
絶対、後悔するから。。
この学校には、俺とみこのファンがたくさんいるのを知っている。
だけど、まさか今話題になってることがこの学校で起こってるとは知らないだろう。
俺とみこが、SNSを更新した。
俺とみこのツーショット写真だ。
もちろん、これが俺にとって初めての顔出しだ。
文句を言われてもいい。ただざまぁがしたいのだ、、、、
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