第15話 三種の神器
しかし、トキタマ姫やホシヒトが湖に現れた理由には謎がありました。
マガタマ姫は、もし彼らが来なかったら自分たちの命が危険にさらされていたことを悟りました。
湖に集まった理由を不思議に思ったマガタマ姫は、みんなに問いかけます。
すると、ホシヒトが答えました。
「トキタマ姫が知らせてくれたのです。マガタマ姫とサザナミ様が危機にさらされていると...命まで危ないかもしれないと。」
その言葉に驚き、山へ向かうために案内してくれた村人を見つけ、急いで湖にたどり着いたのでした。
しかし、村人の案内なしでは見つけにくい湖でした。
そして、たどり着いたと思ったら、湖の真ん中に浮かぶマガタマ姫を見つけたのです。
その光景には本当に驚きました。
マガタマ姫はトキタマ姫の不思議な力と、私たちを助けてくれたことに再び驚き、感謝しました。
幻の真珠貝を手に入れた一同は、天照大神様の元へ戻り、マガタマ姫はサザナミと共に真珠貝で鏡と剣の飾り物を作り始めました。
真珠貝の輝きは眩しく、マガタマ姫も苦労しながら細工を施しました。
しかし、貝を知り尽くしたサザナミの手助けにより、鏡と剣の飾り物が完成したのでした。
その輝きは近くにいた神々さえ驚かせ、マガタマ姫が作り出した勾玉(やさかのまがたま)や鏡(やたのかがみ)、剣(あめのはばきりのつるぎ)の三つを神々の宝物と定めました。
天照大神様も喜び、マガタマ姫には龍の玉で作られた勾玉の残りの水晶を使って自ら勾玉を作る許可を与えられました。
これにより、マガタマ姫も力のある勾玉を手に入れることが出来ました。
真珠貝の残りはサザナミに与えられ、力のある飾り物を手に入れることが出来ました。
三種の神器を手掛けた後、マガタマ姫たちは少し休息を取りました。
マガタマ姫は勾玉の細工を楽しみ、一方のサザナミは海に行って貝の飾り物を作って楽しんでいました。
ある日のことです。
天照大神様から頼みがあり、マガタマ姫とサザナミに村人を苦しめる大蛇を討伐して欲しいと言うのです。
その大蛇は村の家畜や野生動物を襲い、村人たちの生活を脅かしていました。
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