第6.5話 私の好きな人
私、七夕 星はカフェ屋さんでバイトをしている。
土日限定で朝から昼にかけてバイトをして、日頃頑張っていた。
最近、この仕事をするようになったが土日どっちか毎回いる学生がいる。
いつもマスターと仲良くしているみたいだ。
そんな彼が気になってしょうがなかった。
たまに友達の子が来る時がある。だから一人の時に声をかけよう。
私はそう決心した。
そして、彼が一人の時に私は彼に声をかけた。
「なんの本を読んでいるんですか?」
「うん?これですか?これは、親友との物語です。」
彼は嫌な表情をしないで私に話してくれた。
そんな、彼と一人の時に話すようになった。
友達の事や学校を来なくなった子の話など私に話してくれた。
私は彼が好きなんだと思う。
だってこんなに人と話して楽しいことなんかなかったから。
次、会う時にメール交換でもしてみようかな……
そんなことを考えて時から、彼は来なくなった。
彼がいないバイトなんか楽しくない。
私は皿洗いをして時間になるのを待っていた。
ドアについてあったベルがなり人が入ってきた。
ただのお客さんだと思っていたがマスターと話していた。
私は気になってキッチンから、覗いて見てみた。
その人物は彼の友達だった。
「そうだったんだね。カイくんは、事故にあってたんだね。お見舞いに行かないと行けないね。私の大切なお客さんだから…」
「それは嬉しいけどよ、マスター。かいのやろう記憶が一時的になくなったみたいなんだよ。」
私は色んな気持ちだった。来なくなった原因が事故にあって行けなかった事、記憶がなくなっていた事。
色んなことを考えていた時、私は病室の前にいた。
ドアを開け、私は彼のお母さんに嘘をついてしまった。
彼は退院してから遊びに行ったりはした。だけど彼を好きになってく人がいたり、妹ちゃんだって本当は好きなんだろう。
なのに私はズルをした。
それだけじゃない、彼がもし私の記憶を取り戻した時、私はどうすればいいんだろう?
彼に嫌われるんじゃないか?
それなら私は全てを話してお終いにしよう。
私は携帯を見つめカイくんに電話をした。
「カイくん、今度のクリスマスイブに遊びに行かない?」
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