第3話 夢と学校


彼女を迎えてから、あれからすぐに寝た。


俺はいつものようにレポートの提出課題をカフェで書いていた。


「あの、すみません コーヒーを願いします。」


「おかわりですね、かしこまりました。」


いつもの癒されるBGMをかけたカフェ屋さん


いつものような茶色いエプロンをした定員さん


いつも俺のメニューを聞いてくれる女性の定員さん


 俺にとってはいつもの日常で幸せだ。


「お待たせしました。コーヒー持ってきました。」


「ありがとうございます。」


「あの……」


女性の定員さんは、気まずい顔をしながら俺に何かを言おうとしている。


「もしよかったら話しませんか?」


「はい?」


「いつも来てくれるお客様なので気になって、今から休憩なので一緒に座ってもいいですか?」


 ちょっと訳がわからなが、まぁーいいだろう


「まぁ、いいですよ」


定員さんは、嬉しそうにしている。


「ありがとうございます!」


 それから、定員さんと話している


「うぅーん」


 今のは夢だろうか?、あの人は一体誰だったろう?


 ベットの隣の窓から光が差し込んでくる。


「もう、朝か」


自分の部屋のドアが開いた。


ドアの先には妹がお越しにこようとしていたんだろう。


「お兄、朝だよって起きてたんだ」


「あぁ…今起きたところ」


「お母さんが朝ごはん作ったから早くきなよ」


「り」


 部屋を出て階段を下りリビングへと向かった


「あら、おはよう」


「おはよう」


 朝の食卓には、パンに目玉焼きが乗って美味しそうだった。


「いただきます。」


 飯を食べソファーで横になろうと思ってたら何やらいい匂いがした。


 母は、コップを渡してきた。


「コーヒー?」


「かいはいつもコーヒーを食事後飲んでたの」


「へぇー」


そういえば夢でもカフェ屋さんにいたな


もしかしたら過去の記憶だったりして、なんつって


「お兄、なんで笑ってんの キモイんですけど」


コーヒーを飲み一息ついたところに机に置いてあったスマホが鳴り響いた。


なんだなんだ


メールが来ていた。


あぁ、優か


メールの内容は学校どうする?っていうメールだった。


「そういえば、カイが目を覚まさなかった間、先生がこの先、後期に休めたくなるから厳しくなりそうだって言ってたぞ」


いや、マジかよ


ぶっちゃけ忘れてた。こんな状況では行きたくないが


記憶が戻った時後悔するな…


めんどくさいが、行くしかないか…


「お母さん、明日から学校に行くから制服とかお願いできる?」


「あら、行くのね!分かったわ。用意しとく。あと、どこにがっこうあるかわからないんでしょ?優くんと一緒に行ってたから時間決めときなさいよ」


「そういえばそうだったな。いつも行ってた記憶だけわあるが、なんか学校はわからないのに優だけの登校してた記憶があるのが気持ち悪いな」


 俺と優は、8時に俺の家で待ち合わせにした。


 ――次の日――

ピーンポーン


インターホンがなった。多分優が来たんだろ


「おっす、かい」


「おはよう」

 

俺たちは歩き出しながら会話をした。


「今日もだるいな」


「それ、いつも言ってない?」


「学校に行っても何もすることがないんだもん」


 いや、勉強するためだろって突っ込みをしようと思ったが何やら覚えがある匂いがする。


俺は歩くのをやめ、俺が見た方向にはカフェ屋さんがあった。


今は朝なので看板には朝の一杯、サンドウィチといかがですか?とチュークのようなもので可愛らしい絵と一緒に書いてあった。


「どうした?かい、あぁ…そこよくお前が行ってたカフェ屋さんだぜ」


覚えがある、それに夢で見たところだろうか?


「おい、かい 遅れるぞ」


スマホを見てみるとかなり登校時間がやばかった。


「マジか……」


その後制服がびしょびしょになったが、ギリギリ間に合った。


 席は真ん中の一番後ろだった、隣は優みたいだな。


「事故に遭って記憶を無くしてるらしい。

わからないことがあったらみんな助けてやってくれよ!ではこれで朝の会は終わりだ。」


「えぇ!?、かいくん記憶なくしたの?」


「おい、かい。俺のことを覚えてないのか?」


 みんなが心配してくれたのは嬉しいんだが、俺の周りに集まりすぎて休みがないのだが…


「おい、お前ら!かいが困ってるだろ」


 みんなが怖がりながら急にみんなが席に戻った。


これが優の力なのだろう。


ありがたいが、優が嫌われるのが嫌だな…


今度からは自分が言おう。


普通のように授業をした。


授業は初めてではない感じで勉強は普通に解けた。


「やっと終わりだ〜」


隣の優は手を伸ばしていた。


いや、お前ずっと寝てたからな。


帰りの会、先生がプリントを渡して先生は困った顔をしていた。


「誰か、大山にこれ渡してくんないか?」


休んでいる人だろう


それにしても、誰か渡したらいいんじゃないかなと思った。


クラスはシーンと鳴り何秒間、間ができた。


しょうがないなと思いながら俺は手をあげた。


「俺が行きます。」


「でもな、事故にあったお前は行かせるわけには行けないだろ先生としては。」


「しょうがないな、俺がついていきます。」


 隣の優はめんどくさい表情をしながらも力になってくれるらしい。


 優から小さい声で「ジュース奢れよ」と言われたもんだから聞いてないふりをしてやり過ごした。


「でぇ?ここがそいつの家か?かなりでかい家だな。」


「そうみたいだな」


家は、スーパーのように家としてはデカかった。


「そういえばプリントっていつも誰が言ってたんだ?あのクラスじゃ誰も行きなそうだけど?」


「そういえば、1ヶ月くらいはお前が行ってたな、それからは多分無視でやり過ごしてたんだろうな…」


「そうだったんだ… え、? 俺が行ってたのかよ」


 

 


 

 

 

 

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