第11話(クライマックス戦闘)

シーンプレイヤー:全員


あなたたちが指定された場所へ向かうと、そこは廃工場だ。


来た瞬間強い目眩を覚えるかもしれない。

君たちの生まれた場所だ。


記憶処理で消されていたが、自分たちのいた場所だ。


死んだ顔で食事を摂り

面白くない話を聞き

たまにオリジナルの眠る培養槽を見に行っていたのかもしれない


あるいは自分が培養液の中に沈んでいたかもしれない


確信をもって言える


君たちの生まれた場所だ。


階段の上から空気の焼ける音、火花の散る音、床が溶ける音が聞こえる。


先へーーー行きますね?


_____


階段を駆け上がり、扉を開けると同時に、何かがあなたたちの目の前に転がってくる。


支部長、あなたたちの親、ミスティア・イェーガーだ。


それを見下ろし冷徹に笑う「長鮫透子」

その一歩後ろでにこにこするのは「エフィメラ・クロウ」


ミスティア

「_____なんで、お前たちが、ここに」

「俺のことはいい、にげろ、頼むから逃げて、生き延びろ」

「お前たちを俺のせいで死なせたくない」


長鮫透子

「ああ、おかえりと言ってやるべきなのかな。何をしに来たのやら。」

「あいにくもうお前たちに興味はないんだ。輪廻の獣。それを手にしてインフィニティコードの先へ行く」

「コードウェル博士の命だ。私はあの方のために輪廻の獣を手に入れ、その先へ行く」

「邪魔だてするなら殺す。それは人造とはいえーーー私たちには必要なものだ」


エフィメラ

「わはー、君たちかぁ、嬉しいなぁ」

「でも邪魔しないでほしいな?エフィたんはこれから仕事なんだよねぇ」

「いい子にしててほしいなー、ね?おねがーい!」

「え?ダメー?残念だなぁ、君たちを殺すのは嫌なんだよねぇ、もったいなーい!」


少し距離がある今なら、一瞬の隙をつけばミスティアを暗殺することもできるだろう


(GM用

ミスティアを暗殺する、しないでエネミーの構成が変わります

ご注意ください)


_____


ミスティアを暗殺しかかった場合のみ入る描写


あなたの攻撃は確かにミスティアの身体を貫いた。

「ふん…」「わ!サメちゃんいいの?」

そんな声が遠くに聞こえる。


「………すまないっ」

涙をこぼしながら彼は倒れ込みーーー違う

わずかにかかっていた希望が、絆が切れた。


ひび割れた槍が再構築される。

テスクチャが描き変わっていく。


「あ、ど、うし、てーーーーー」


ミスティアの悲しそうな顔が影に飲まれていく

「哀れなものだ。感情の重要さを説くUGNがこれを見落とすとは」

「さて、とはいえ完全なジャームになりきるには時間がかかる」

「付き合うとしよう、自らの手で大事なものを破壊して、完璧に堕ちるまで」


ミスティアをエネミーに加えて戦闘開始です。


_____

戦闘配置


おおよそ5メートル先に長鮫、エフィメラがいます。

長鮫、エフィメラは同一エンゲージ。

PCは全員同一エンゲージ。

またPCたちと同じエンゲージにミスティアもいます。



_____


ミスティア暗殺しかかった時のみ


ミスティア

「………すまな、かった………ありがとう、おまえ、た、ち」


「おまえたちと、すごした、じかん、は、たのし………」


こう言ってミスティアは死亡します


_____


共通の描写


エネミーを倒し終わると、廃工場はあなたたちの攻撃の余波で少しずつ崩れ始める。


そのまま廃工場の外に出てシーンエンド。


ミスティア死亡でエンドA

ミスティア生存でエンドB


になります

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