第3話 マスターシーン

繰り返す

繰り返す

同じ音を繰り返す


変わらない。ここは変わらない。

だからこそ脳を動かして。

堕ちていく意識を必死に繋ぐ。


「被験体A00…ミスティア・イェーガー」

「バイタル異常なし。意識レベルがやや低いですが問題なく接続できます」


「ああ。これがその一歩」


「インフィニティコード」


息が詰まる

酸素がなくなる

インフィニティコード

それが何なのか

「俺」にはわからない

警告音と共に体へ流れる電流が自分を破壊していく。

誰か、助けーーー!


「ーーーあああああああああああああああ!!!!」

絶叫で目が覚めた。

ここは…自分の部屋ーーー支部長室だ。

いつの間にか居眠りをしていたらしい。


…安心した。

だが胸騒ぎは止まない。

「…くっ………」

古傷がずきり、痛む。

それを考えないようにしながら…彼は、ドアを開ける。

その先に待つ人がいる。


これは罰だ

部下を生み出した俺自身の


すべての咎は俺のもの


…かならず、守ってみせる

この身が砕けようとも


______________________________________


生命

それはつなぐもの

生命

それは続くもの

1つの実験

8つに分かれ

起源は歪み

やがて芽吹く


「インフィニティコード」


あなたたちの「キゲン」はすぐそこだ


ダブルクロス The3rd Edition

「over the limit seventh sins」

タブルクロス

それは続きを意味する言葉

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