魔王戦、開幕です

■■■ 190、魔王戦、開幕です ■■■@..Z


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┃ RULED SPIRITS

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┃ > Continue <

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「さてフーカさん」

<はいカンタさん>

「昨日は、魔王が攻めてきたわけですが」

<そうでした>

「このゲームさー、防衛戦ってあったんだね」

<初めてですね。敵が攻めてくるの>

「アイツはいたけど。いっちゃん最初のヤツ」

<あばれイノシシ!>

「そうそれ!」

 ウィンウィン! ミニロボカーのユキ号が動く。イノシシの真似?

「まー・・・魔王はね。返り討ちにしてやろうと思います!」

<やっちゃいましょう!>


 というわけで。魔王戦、開幕です!


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 『入り江の港町』に、ゾンビとレイスが攻めて来ました。


「・・・しっかし多いな。主力がいりゃー蹴散らせんだけど」

<いま帰還したとこだからねぇ>

「どこに出た?」

<『泡の冠』館の中庭ですね。いま、はね上げ橋渡ってるとこ>


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 カメラ替わって、『泡の冠』館。はね上げ橋です。

 これがウチの主力ですね。誰が誰だかわかんねーけどw


「西門までって、100マスぐらいあったっけ?」

<うーん・・・覚えてない>

「どんぐらいかかる?」

<ふつうに走ると、1ラウンドあたり3マスですね>

「なんかあったよね? 走るの速くなるやつ」

<えーっとねぇ・・・あ、これだ。★大鷲のボーナス呪文『駿馬(しゅんめ)』。4マスに伸びます>

「それは、使えんの1人だけだよね?」

<うん。@サンデーだけ>

「1ラウンド1人か・・・」

<サンデーも『こだま』使いになったから、こだまブーストはかかるよ>

「あ、そっか。んじゃ、ゴブリンシールズに『駿馬』行きましょっか」

<はいな>


 @シャインはプレゼントした:

  @サンデーはマナプールの杖7を受け取った。

 @サンデーは唱えた: 『駿馬! 地の果てまでも駆け抜けよ!』

  マナプールの杖7のマナを3ポイント消費した。

  @ゴブ太郎はダッシュ可能になった。


「よしよし」

<問題はこだま君ですね>


 こだまの精霊は唱えた: 『駿馬! 地の果てまでも駆け抜けよ!』

  マナプールの杖7のマナを3ポイント消費した。

  @シダル子はダッシュ可能になった。


「シダル子じゃねーよ!」

<ターゲット選べないからなぁ>

 ゴブリンシールズを先行させたいのに、マナベース班のシダル子に呪文かけちゃいました。

「まぁしょうがねえ。先行っといて」

<シダル子の扱いw>

「だって役に立たねーんだもんw」

<@デイリーのマナプールの杖は使います?>

「ん?」

<杖2本しかないんだよ。1本目はもう使っちゃった>

「そっちは緊急の攻撃用だっけ?」

<そう。残してるのは緊急回避用。『盲目』とか『亡者を消す』とか>

「誰が持ってんの?」

<@デイリー>

「んじゃ、あと一発だけ@デイリーに駿馬して、3人だけで先行しよう」

<@サンデーのMp消費して?>

「うん」


 @サンデーは唱えた: 『駿馬! 疾く(とく)ゆけ、北風の申し子よ!』

  マナプールの杖7のマナを1ポイント消費した。

  @デイリーはダッシュ可能になった。


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 S@_________

 @__________

 ..S.___....  Echo Spirit (@Daily)

 ....___....

 ■■■.@__.■■■  @Daily

   ■.___.■

   ■.@__.■    @CyDarKo

 ■■■.@__.■    @GobTaro


 『駿馬』で移動力が1マスだけ伸びた3人。とにかく、西門へ向けて走る!

 ・・・@デイリーのこだま君が取り残されてますねw


「マナの杖って、たしかもう一本あったよね?」

<うん。@スピネルが持ってる>

「精霊誰かひとり飛ばして、杖持たせといて」

<ではゴブ十四郎を>


 レディ@スピネルは召喚した: 「地の精霊@ゴブ十四郎、来て!」

  ヘイ、オ待チ! 地の精霊@ゴブ十四郎が召喚に応えた。

 レディ@スピネルはプレゼントした:

  地の精霊@ゴブ十四郎はマナプールの杖10を受け取った。


「そのまま待機ね。なんか来るかも知んないし」

<はいな>

「あとは西門がどんだけ持つかだな」

<あ、魔王が行動始めましたよ>

「どれどれ・・・?」


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 WWW@WWW

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 @おじいさんはしゃべった:

 「愚かな人間どもめ!

  魔王の探求を妨害するとは!

  後悔させてれくれようぞ」


 @おじいさんはローブを脱ぎ捨てた:

  @衛兵は、疑いようもなく気が付いた。

  こいつが魔王にちがいない!


「こいつが魔王にちがいねえぞ! 俺の目に狂いはねぇ!」

<第一発見者・衛兵w>


 ついに正体を現わしたラスボス・魔王!

 いままで@だったそのシンボルも、魔王にふさわしく──


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 WWWWWWW

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「わかんねーよ!」

<Witch King だからWなんだろーねw>

「文字かぶってんじゃんレイス騎兵とさー。考えとけよー魔王のシンボルはよー」


 魔王は唱えた: 『銀よ、我が身の盾となれ──シルバーシールド!』

  魔王は銀貨を1枚捨てた。

  デーモンスタッフ“アビス”のマナを1ポイント消費した。

  シルバーシールドが現れた。


「デーモンスタッフ」

<杖ですね。魔王が手に持ってる──って、これMpが36点も入ってる!?>

「マジで?」

<マジで>

「マナプールの杖36ってこと?」

<そーゆーこと>

「いいね」

<いいよねー! 欲しいなー!>

「倒してぶんどろーぜw シルバーシールドってのは?」

<えーっと・・・あ、『シルバーシールド』って名前のキャラが、魔王の頭上に出現してますね>

「ドローンみたいなもんか?」

<あ、そうだね。そんな感じだ>


 魔王の次は、ゾンビどもが西門目掛けて突進してくる。


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「衛兵はなんかできねーの?」

<すみません、槍と盾しか持たせてないんで・・・>

「石とか落ちてない?」

<ないんだよ。そうだよね。城壁の上に石置いとけば良かったなー・・・>

「いやー、襲われるって思ってなかったもんね」

<1人、拾いに行かせますね>


 次のラウンド。


 魔王は睨みつけた(にらみつけた):

  @衛兵は魅入られた。「門を開けなくては!」


「みいられた」

<bewitched>

「ウィッチキングとかけてんのかな?」

<だろーね。『ウィッチにやられた』みたいなニュアンスかな>

「ウィッチゃられた」

<うぃっちゃられたw>

「門開けられたらヤバいね」

<だね。まあ、押さえますが・・・>


 @衛兵は組み付いた: @衛兵(うぃっちゃられた)は動けなくなった。


<ただでさえ足りない人手が・・・>

「@Pizzaみたいな攻撃だよね」

<ホントにねw これで山賊を仲間にしたのかな?>

「あー、なるほどね!」

<次のラウンド行きますね。ゾンビ部隊の攻撃、来ます>


 処刑執行人@Jiroは全力で掘った:

  クリティカル! オークの格子門は壊れた。

 処刑執行人@8roは全力で掘った:

  オークの格子門に20ダメージ。


「あちゃー・・・ウチの子が頑張ってるわ」


 遥か昔に死んだ@次郎とか@八郎とかが、いつの間にやら処刑執行人になって大活躍!

 たまに出てくんだよね。プレイヤーキャラ。こうして、上級アンデッドになってね。


<太郎はどこじゃー! 太郎を出せーい>

「あー・・・いまこっち向かってるとこッス。@次郎さんはー、えー、最近どうッスか?」

<あ、はい。最近は処刑執行人やってます。太郎さんによろしく>

「豹変すんなw ってか、一発で門破られてんだけど!」

<クリティカルあるからねぇ>

「オークしっかりしろよ! もっとタフだろおまえ! たいていの作品では!」

<・・・あ、このオークはOakのほうね。ブナ科の木ですね>

「そっちか」

<っていうか、非常にまずいですよこの状況www 全然間に合わない>


 うぃっちゃられた@衛兵が開けるまでもなく。

 西門は、あっちゅう間に破壊されてしもうた!

 ゾンビが街に入ってくる!


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 処刑執行人@8roは攻撃した:

  クリティカル! @衛兵(うぃっちゃられた)は死んだ。

 ハイエルフダンサーの叫ぶやつは叫んだ: 『破滅を受け入れよ!』

  ヒィー! @衛兵は麻痺した。

  ピキーン! @衛兵は麻痺した。


「うわー。ダメだコレもうダメだ」

<衛兵じゃどうしようもないw>

「やべー。完全に後手に回ってるよ」


 魔王は唱えた: 『異界の姫よ、我らの世界に興味はないか? ──デーモン召喚!』

  デーモンスタッフ“アビス”のマナを17ポイント消費した。

  てまねきデーモンが現れた。


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■■■ 191、デーモン式マナベース ■■■@..Z


「てまねきデーモン」

<Beckon Demon>

「べっけんでーもん」

<おいでおいでって手招きするデーモン>

「招き猫かよ」


 てまねきデーモンは唱えた: 『おまえの国を侵略してやる! 次元汚染!』

  空間が汚染された。


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「なんかヤバそうなことやってんぞ」

<えーと・・・デーモンの周囲のマスが『汚染』となってますね。詳細は不明>

「入ったらダメージとかそんなんかな?」


 次元汚染:

  ハイエルフ騎兵のレイスは1ダメージ。

  ハイエルフ騎兵のレイスは1ダメージ。

  てまねきデーモンはダメージなし(抵抗:マナ)。

  てまねきデーモンのお祈りポイントが1回復。

  魔王はダメージを受けなかった(抵抗:マナ)。


「お祈りポイントが回復?」

<うん。『お祈り』は司祭とか精霊使いのMpに当たるヤツ>

「もしかして、これ・・・」

<マナベースだね>

「だよね。デーモン式マナベースじゃんこれ。やべぇ」


 なんと!

 てまねきデーモン、マナベースみたいことを始めよった!


<お祈りポイント限定・・・なのかな?>

「マスに立ってるだけで回復していくんだよね? まずくね?」


 不穏な情勢!

 もう2~3ラウンド、効果を見定めたいところだったんだけど・・・


 ハイエルフのゾンビは攻撃した: @衛兵に7ダメージ。

 ハイエルフのゾンビは攻撃した: @衛兵に7ダメージ。

 ハイエルフのゾンビは攻撃した: @衛兵に7ダメージ。@衛兵は死んだ。


<西門の衛兵、全滅。カメラ戻されました>

「南無ー」


■■■ 192、市内防衛戦 ■■■@..Z


 西門に生きてる味方がいなくなったんで、カメラ回せなくなっちゃいました。

 で、カメラは主力に戻る。@ゴブ太郎たち『駿馬』組の3人ですね。

 港町の大通りを西門目指して駆け抜けてゆくと、前方から悲鳴が聞こえてきた。


 @パン屋のおやじは叫んだ: 「Ahhhh!」

 @宿屋のおやじはドアを締めた: バタン!

 @吟遊詩人は叫んだ: 「敵だ! 処刑執行人@次郎がいるぞ!」

 @川辺の乞食は叫んだ: 「やめろ! 来るな! あっちへ行け!」

 @川辺の乞食は石を投げた: 失敗。


「えらいこっちゃ」

<着きました!>


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 ~〟〟■       ■〟〟@__〟〟〟■   @Daily

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 ~~〟■       ■〟〟@__〟〟〟■   @CyDarKo

 ~~〟■■■■■■+■■〟@___〟〟〟■■  @GobTaro

 ~~〟.〟〟.〟._ZZX_____〟〟〟.  Executioner@Jiro

 Y□___YZZZZ_ZZX________  Executioner@8ro

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「ほとんど進んでねーな。ゾンビ」

<市民に釣られたっぽいですね>

「市民よくやったw」

<さて、ここからどうしましょう>

「味方が到着するまで時間を稼ぐわけですが。何ラウンドぐらいかかるかね?」

<10ラウンド以上>

「長ェ!」

<@精霊ならテレポ呼び出しできるよ>

「ああ、そっか。あれ? 『亡者を消す』は?」

<あれ単体攻撃だから>

「あー・・・今回は、処刑執行人4人もいるもんな」

<それとMp消費デカいからね。一発で杖が空になる。この後、魔王とも戦わなきゃなんないでしょ?>

「なるほどね。誰呼ぶ?」

<太郎班の誰かを推奨します。比較的戦闘スキルあるし、装備もしてる>

「@太郎が呼べたらなー。ドラゴンブレスあんのになー」

<いまから精霊になってもらおっかw>

「殺すんかいw」

<のぼりの精霊@十三郎はどうかな? 『とばす』で、@デイリーを家の屋根に上げれるよ>

「ああそうか。司祭さんが安全になるね。じゃあそいつで!」


 @デイリーは召喚した: 「のぼりの精霊@十三郎、こっちこっち!」

  お呼びでしょうか? のぼりの精霊@十三郎が召喚に応えた。

 のぼりの精霊@十三郎はとばした:

  @デイリーは浮かび上がった。1フロア上昇しました。


 処刑執行人@次郎は攻撃した:

  オット! @ゴブ太郎は回避した。

 処刑執行人@八郎は攻撃した:

  ナンノ! @ゴブ太郎はシールドで受けた。


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 鉄壁の@ゴブ太郎。1人で処刑執行人2体を相手に孤軍奮闘である。

 ジリジリ下がりながら(下がらねーとゾンビに囲まれて1対3の負けパターンになるからね)、なんとか粘る。

 屋根に上がった@デイリーは、@精霊の召喚。呼んだのは地の精霊@十一郎だ。


 地の精霊@十一郎は陥没させた: 草地が2フロア陥没した。

  処刑執行人@次郎は転落して5ダメージ。転倒した。


 一方、のぼりの精霊@十一郎は、@シダル子も『とばす』で上昇させておいてから、@ゴブ太郎の隣へ。


「なにすんの?」

<『しょうてん』の実地試験ですね!>


 のぼりの精霊@十一郎は攻撃した:

  ハイエルフ農民のゾンビに25ダメージ。ハイエルフ農民のゾンビは死んだ。

  ありがとう・・・! ハイエルフ農民は昇天した。


「強ェ」

<なんか属性で倍率入ってるっぽいですね。パンチにしては強すぎる>

「これってパンチなの?」

<うん。『格闘』スキルでぶん殴ってるみたい>

「これは格闘鍛えなきゃなw」

<だね!>


 しょうてんパンチでゾンビを片づける。

 おかげで、@ゴブ太郎は処刑執行人だけ相手すればいい状態になった。

 その処刑執行人は、屋根の上の地の精霊@十三郎が穴にハメて、時間稼ぎ。

 なるべく@ゴブ太郎が隣接しないようにする。


 『叫ぶやつ』が叫んでくるが、『氷の心臓』食ってる@ゴブ太郎たち。そうそう効きゃーしませんよ!

 ハイエルフ博士のレイスがマナボールを撃ってくるが、これは@ゴブ太郎が受け止めて耐える。

 あと、地の精霊@十三郎の『隆起する』で2フロア以上盛り上げれば、視線をカットできて、マナボールを食らわずに済むみたい。要は壁と一緒だね。まあレイスは壁抜けてくるから足止めはできないけど。

 ついでに、隆起したマスのゾンビが転がり落ちてダメージ。味方にぶつかってダメージ。

 ダメージ受けたゾンビに『しょうてん』パンチ! ゾンビ昇天である!

 じつに地味ィ~な戦いだったけど・・・


<後続、到着しました>

「よし!」


 時間稼ぎは、成功しました!


 @オガ三郎は攻撃した:

  処刑執行人@八郎は処刑人の斧で受けたが、19ダメージ。

 @オガ次郎は攻撃した:

  処刑執行人@八郎に41ダメージ。処刑執行人@八郎は死んだ。


 @シダル子は石を投げた:

  処刑執行人@次郎は処刑人の斧で受けた。

 @オガ太郎は攻撃した:

  処刑執行人@次郎は砕け散った(魔剣“クラッシャー”)


<勝ったな>


 メイン火力のオーガ三兄弟が到着して、処刑執行人をクラッシュ!

 残りのゾンビは、最後に出て来た@太郎のアイスブレスで一掃!

 あとは、マナボールにちょっと痛い思いをしつつも、レイスをタコ殴りにして終了である!


「次郎、八郎、お疲れさん」

<なむー>

「南無ー」


 ゾンビ部隊3つを平らげた@軍団主力。

 だが休むヒマはない。魔王が無傷で残ってるからね。


「Hpは回復するとして・・・」

<ここに小さいマナベース作りません?>

「ちいさいマナベース」

<そう。杖を補充したいんだよ。全員でやる必要はないけど・・・>

「あ、そっか。杖の補充ができたら、精霊テレポで前線に持ってきゃいいんだもんね」

<そう>

「ピットインみてーだなw」


 屋根に上がった@デイリーはそのまま屋根の上で『マナ招集』スタート。

 残りのメンバーは西門へ。

 駆けつけたメンバーが見た光景は・・・


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 ・・・着々と増えてゆく、『てまねきデーモン』の軍団であった!


「えーとw」

<こ・・・れは、まずいですねーw>


「おふたりさーん。ごはんですよー」


「はーい!」

<ちょうどいいタイミングでした>

「ンだね。今日はここまでっつーことで!」

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