第20話 オーガの将義兄弟たちとの戦い 01

 バートたち冒険者集団はもうすぐエルムステルの街に到着するという所まで来ている。そして彼らは魔族たちの集団を視認した。望遠鏡と遠視の魔法も使って確認するが、明らかに魔族たちは自分たちを待ち構えている。昨日あたりから、飛行出来る魔族が遠くから冒険者たちの動向を偵察していたのは、彼らも気づいていた。



「君たちはここで待って、いつでも逃げられるようにしてほしいのだが」


「まあなぁ……俺も正直に言うとお嬢さんとみんなを道連れにはしたくないし……」


「嫌です。私はバートさんたちと一緒に行きます」


「そうね。バートもヘクターも諦めなさい。私も行くわ」


「そうだぜ! あんたらも水くさい。俺たちゃ一蓮托生いちれんたくしょうだ!」


「おうよ!」


「うむ」



 バートの言葉にも、ホリーも冒険者たちも止まろうとはしない。冒険者たちは馬に乗ったまま整然と進む。冒険者たちは緊張しながらも戦闘態勢には入っていない。魔族たちも戦闘態勢には入っていない。

 もう少し進むとお互いに弓や魔法の射程に入るという所で、冒険者集団は馬の足を止めた。

 バートとヘクターがホース・ゴーレムに乗ったまま進み出る。ホリーはバートの後ろではなく、シャルリーヌの後ろに乗せてもらっている。

 魔族集団の方からも四体のオーガが進み出る。オーガたちは中間点を越えて、バートたちの近くまで来る。

 一際ひときわ立派な体格をしたオーガが堂々たる声量で言葉を発した。



「我が名はゲオルク。お前たちが静かなる聖者バートと、鉄騎ヘクターか?」


「そうだ。私はバート」


「俺はヘクターだ」


「勇気ある者たちよ。我はお前たちを勇士と認めよう。約束通り、我らが勝とうとお前たちが勝とうと、我らは街を攻撃せぬ」


「俺はイーヴォ」


「俺はカール」


「俺はグンターだ」



 バートたちは一つ賭けに勝った。

バートとシャルリーヌには、敵将であるゲオルクの名前に心当たりがあった。ヴィクトリアス帝国初代皇帝アラン・ヴィクトリアスの英雄譚えいゆうたん。その一節だ。

 英雄帝は百五十年前の大戦時、まだ皇帝にはなっておらず帝国の前身の王国の将軍だった頃、オーガの豪傑ごうけつと戦った。そのオーガの名はゲオルク。英雄帝は一騎打ちに勝ったが、ゲオルクの勇猛さを賞賛して見逃した。ゲオルクはその英雄帝に感化されて、以後正々堂々とした振る舞いをするようになったという話だ。

 無論その話には英雄帝をたたえるための脚色も多分に混じっているだろう。その話のゲオルクと今回の敵将ゲオルクが同一個体という保証も全くない。だが今回の妖魔討伐行において、妖魔たちは布陣はしても街や村に攻撃はしなかった。それはこの地域の全体指揮をる者が無意味な殺生を嫌う魔族だからではないかとバートたちは考えた。魔族にもそういう考えの者もいることは人類側の知識人にも知られている。

 だからバートたちは賭けに出た。自分とヘクターがおもむけば、魔族たちはエルムステルの街を攻撃しないかもしれないと。

 ヘクターが口を出す。



「勇士として認めるついでに、一つ教えてもらえねえか?」


「なんだ?」


「あんたらは妖魔共を使って何をやりたかったんだ? あれじゃまるで妖魔共を俺たちに退治してくれって感じだ」



 ヘクターは純粋に好奇心で聞いた。素直に答えてくれるかはわからなかったが。



「その通りだ」


「……は?」



 思いも寄らない返答に、ヘクターは間抜けな声を上げる。



「妖魔共が増えすぎると、我らも困る。この地に侵攻した時には土地は妖魔共に食い潰されているかもしれぬのだから。人間たちが適度に妖魔共を減らしてくれるのならば我らがわざわざ来なくてもよかったのだが、領主共が無能すぎた。妖魔共も我らに殺されるよりは、人間たちと戦って死ぬ方がよほど良いであろう」


「そうかい」



 ゲオルクにとって、そして魔族たちにとって、このことは人類側に知られても問題はなかった。

 その言葉に冒険者たちは気まずそうな顔をする。自分たちの怠慢たいまんを、よりによって敵から指摘された気になっていた。冒険者たちが責任を感じる必要のあることではないのではあるが。



「妖魔共に街や村を攻撃させなかったのはなんでだ?」


「我は戦う力を持たぬ者を殺すのは好かぬ。死んだ妖魔共も人間たちと戦って死ぬならその闘争欲は満たされたであろうしな」


「じゃああんたらはなんでエルムステルを攻撃しようとした?」


「お前たち二人をおびき出す餌に過ぎぬ。戦う力を持つ者がろくに残っておらぬ街を攻撃する意味はない。そしてお前たちは来た」



 バートたちが来なくても、魔族集団はエルムステルを攻撃する気はなかったのだろう。バートたちは餌に食いついてしまったと言えるのかもしれない。そう言われても、ヘクターもバートもでは逃げようという気になどならなかった。仮に逃げようと思っても、魔族たちは逃がしてはくれないだろうが。

 そしてバートも気になっていたことを聞いてみようという気になった。



「『妖魔の間引まびき』の発生する妖魔の大侵攻では、この地域のように妖魔共が布陣するだけで攻撃行動に出ない地域と、妖魔共が攻撃行動に出て大きな被害が出る地域があると聞く。それは何故だ?」


「妖魔共を間引く時、我のような無駄な殺戮さつりくを好まぬ者と、人間たちを殺したくてたまらぬ者が分担して指揮を任されることが多いようだ。軍師殿が何を意図してそうするのかは我にはわからぬ」


「そうか。お前たちには他にも目的があるのではないか? 妖魔の間引きだけが目的ならば、後ろの軍勢は必要ないはずだ」


「それは答えることは出来ぬ。お前たちは敵ゆえに」


「そうか。答えられる範囲のことは答えてくれたことに感謝する」


「礼を言う必要はない。勇士に敬意を払うのは当然だ」



 一つ謎が解けた。もちろんバートにはゲオルクが本当のことを言っているのかは判断出来ない。だがおそらく本当なのだろうと思った。魔法でゲオルクの心を読もうにも、それをすれば敵対行動をしたと取られてすぐに戦闘になるであろうし、そもそもバートの智現魔法ちげんまほうの練度でゲオルクの魔法抵抗を打ち破って心を読めるかは難しいとしか言えない。



「お前は私とヘクターとの戦いを望んでいるとのことだが?」


「いかにも。我と我が義兄弟たちと戦え」


「俺たちは三体でゲオルクの兄者となんとか対等に戦えるって程度だ。兄者と一騎打ちするのと俺たちと戦うのと、どっちにするかはお前らに選ばせてやるぜ。まあ俺たちは実質的には、兄者の一騎打ちを邪魔させないために動くだけだけどな。兄者が勝てば、次は残った奴がまた兄者と一騎打ちをするってことで」


「お前ら二人以外は手を出すなよ。手を出されれば、俺たちも配下を向かわせなきゃいけなくなる」


「あと勝負がどうなろうと、後ろの奴等も街も見逃してやるぜ」



 四対二では対等の勝負とは言えない。だがイーヴォの言葉が本当ならば、バートたちにも勝機がないとは言えないだろう。そもそも魔族たちがその気になれば五百近い魔族たちと百人程度しかいない冒険者たちの戦いになり、バートたちに勝機はないのだ。だからこれはバートたちにとっても悪くない勝負だ。



「私がゲオルクと戦う。ヘクターは残り三体を頼む。複数を相手にするならば、お前の方が生存確率が高い」


「はっ。ご無事で」



 バートは馬鹿正直にイーヴォの言葉を信じはしなかった。三対一、それも相手はかなり強力な近接戦闘型の魔族が相手となると、防御力が高いヘクターの方が生存確率が高いだろうと彼らは判断した。もちろん彼らはゲオルクも途轍とてつもない強敵だということもわかっている。

 ヘクターの返事を聞いて、シャルリーヌたちは不思議に思った。彼ら二人は信頼し合う友人同士だと彼女らは思っていた。だがヘクターの言葉は主君に仕える臣下のように思えた。




 バートとヘクターがホース・ゴーレムから降りて収納状態にする。ゲオルクたちは特に警戒しているようには見えない様子で背中を向け、バートたちに着いてくるようにうながして中間点まで下がる。バートたちも中間点まで進む。



「では、勝負と参ろう。我が名はゲオルク!」


「私はバート」


「俺はヘクター!」


「俺はイーヴォ!」


「俺はカール!」


「俺はグンター!」



 魔族と人間の戦いでお互いに名乗り合うことなど、そうそうない。普通は問答無用で総力を使った戦いになるだけだ。だが彼らはお互いに名乗った。お互いにそれに値する相手だと、敬意を向けるに値する相手だと思ったのである。


 バートはゲオルクと対峙たいじする。ヘクターはイーヴォたちと対峙する。

 バートは剣と盾を構え、ヘクターはハルバードを構え、ゲオルクたちはそれぞれ大きさは違うものの同じ形状のバトルアックスを構える。



「おおおおっ!」



 その次の瞬間、ゲオルクがその圧倒的な筋力と巨体ゆえの長い歩幅を使った、人間には不可能な突進をする。バートは突進に対し、斜め前方に進み出る。ゲオルクがバトルアックスを振るう。ただそれだけで、地面がぜた。飛び散った石や土がゲオルクとバートを叩く。バートはゲオルクの斜め後方を取る形になった。

 バートが振り返りながらその右手に持った剣を振るう。ゲオルクのまとった鎧の隙間を狙ったその刃はゲオルクの肌を傷つけた。だが浅い。この程度、ゲオルクからすれば傷というほどでもない。



『火炎よ、焼け』



 バートが精霊魔法を放った。巨大な炎がゲオルクを包む。バートは魔法剣士だ。魔法と剣技双方を使ってこそ、本領を発揮する。炎はゲオルクに火傷を負わせる。並の魔族ならそれだけで息絶えるであろう炎を受けても、ゲオルクにとってはさしたるものではない。



「ふんっ!」



 ゲオルクはリーチを生かしてバトルアックスを振るう。バートはそれを下がってかわす。受けることなど出来ない。下手に受ければ、圧倒的な力に叩き潰されるだけだ。


 一方ヘクターたちは動かず、にらみ合っているだけだ。



「あんたら、来ないのか?」


「さっき言ったように、俺たちゃゲオルクの兄者の一騎打ちを邪魔させないようにしているだけだ」


「それに俺たちも兄者の一騎打ちを見たいんでね」


「バートもたいしたもんだぜ。兄者と一対一でまともに戦ってやがる」



 ヘクターにも三体のオーガを排除してバートの加勢に向かいたいという感情はある。だがそれをするわけにはいかないことも理性ではわかっていた。そうすれば、今は待機している魔族たちが動くかもしれないのだから。それに目の前の三体相手に勝負を急ごうと焦れば、ヘクターが敗北する恐れがあった。一対三、しかも相手もかなり強力な魔族たちなのだ。迂闊うかつに動くことは出来ない。



風刃ふうじんよ、切り裂け』



 目に見えない風の刃がゲオルクの全身に傷を刻む。バートとゲオルクの一騎打ちは続く。バートには一撃でゲオルクに致命傷を与える手段はない。逆にゲオルクの攻撃がまともに当たれば、一撃でバートは死ぬだろう。それは極限の綱渡りだ。普通の神経ではすぐにでも破綻して粉々に砕かれるだろう。だがバートはゲオルクの一撃必殺の攻撃の数々をからくも回避し、冷静に細かい攻撃を積み重ね、ゲオルクに傷を負わせていく。



「はははは! お前は強い。まさかこれほどに楽しめるとは、我も思わなかったぞ!」



 ゲオルクはバートとの戦いを楽しんでいた。バートの戦い方は弱者のそれだ。弱者が強者と戦い、狩る戦い方だ。この男はこれだけの力をもちながら、人間では身体能力的にまともに打ち合うことは難しい敵がいることを理解し、それをくつがえす戦い方を実行しようとしている。自分はこの男に狩られようとしている。それがたまらなく愉快だった。

 ゲオルクがバトルアックスで下方からすくい上げるように攻撃する。



「これはどうだ!?」


『光壁よ、守れ』



 バートは回避しきれないと見るや防御魔法を唱え盾を構える。だがゲオルクの攻撃は、攻城用投石機の石弾を受けても余裕で耐えるであろうバートの防御魔法をたたき割り、盾で受けたバートをそのまま吹き飛ばす。バートの盾が魔法を付与していないただの頑丈な盾だったら、盾ごとたたき切られていただろう。だが次は防げない。バートの盾を持った腕は痛め、激痛が走っている。体の各所も痛みを伝えて来ている。

 バートは吹き飛ばされて転がる。そうして止まって立ち上がった位置は、魔族たちの軍勢の前だった。ここで魔族たちが手を出せば、バートといえども危うかっただろう。ヘクターが動こうとしたが、イーヴォたちが牽制けんせいして動けない。



「すげえな……こいつ、ゲオルク様とまともに戦ってやがる。ゲオルク様はアラン・ヴィクトリアスと戦った時より強くなってるってのに」


「精一杯戦えよ。お前が勝とうがゲオルク様が勝とうが、俺たちが見届けてやるからさ」


「私は人間を見くびっていたのかしらねぇ……人間にもこんないい男がいたなんて」


「うむ。次があるならば、私も静かなる聖者に挑んでみたいものだ」


「お前じゃ打ち合うことも出来ずに切られて終わりだろ」



 種々雑多な魔族たちは動かない。バートに聞こえてくる声も、口汚い野次ヤジはない。むしろバートに対して好意的なものばかりだ。

 バートは何も言わず中間点に歩いて戻って行く。そこではゲオルクが堂々と待っている。



「魔法で怪我を治しても良かったのだぞ? それだけの精霊魔法の練度があるならば、治癒魔法も使えるのであろう?」


「お前は追撃しようとすれば出来た。だがお前はしなかった」


「配下を巻き込むわけにはゆかぬゆえに。お前が率いる冒険者たちも巻き込まぬことは約束しよう」


「感謝する」



 バートはその気があれば自分の傷を魔法で治癒出来る。だが今そうする気にはなれなった。バートは正々堂々とした戦いにこだわる男ではない。だがゲオルク相手に後ろめたい思いを抱えたくはなかった。ゲオルクが追撃していたら、治癒魔法を使う隙などなかっただろう。もちろんバートはゲオルクとの戦いの最中に隙があれば治癒魔法で治すつもりだ。だがそうそうそんな隙があるとは思えなかった。



(ソル・ゼルム様……どうか、バートさんとヘクターさんをお守りください……)



 ホリーはシャルリーヌの後ろで、善神ソル・ゼルムにバートとヘクターの無事を必死で祈っていた。彼女は死に慣れてなどいない。妖魔共の死さえ、彼女にとっては悲しい。ましてやバートたちが死ぬなど、考えたくなかった。




 そうして一対一の戦いを続けることしばし。バートはもう攻撃を受けることは出来ないと、薄氷を踏む思いでゲオルクの攻撃を回避しながら攻撃を積み重ねていく。多数の傷を付けられたゲオルクの動きは少しずつ鈍っていく。イーヴォたちはヘクターと対峙たいじしながらその様子を見ているが、ゲオルクの加勢に向かおうとはしない。



「おおおお――――っ!!」



 ゲオルクがバトルアックスを振りかぶり、全力で振り下ろす。それが当たれば、防ごうとしてもバートは肉片になるだけだろう。城塞都市の頑丈な城壁にこの一撃が振るわれれば、ただそれだけで城壁の一角が崩壊し、軍勢が侵入出来るようになるかもしれない。だがバートはゲオルクの動きが鈍り、隙が出来るのを待っていた。



『風よ、我を飛ばせ』



 バートが振り下ろされるバトルアックスを避けるように前方上方に飛翔する。手にした剣で、普通なら攻撃するのは難しい高い位置にあるゲオルクの首筋を切り裂きながら。振り下ろされたバトルアックスが轟音を上げて地面を割った。バートは油断なく着地し、構える。その剣についたゲオルクの血は、剣に込められた魔法により霧散する。

 ゲオルクは首から大量の血を流しながら、バートを振り返る。バトルアックスがその手からこぼれ落ちた。だがオーガの強靱きょうじんな生命力がまだ彼を生かしていた。

 ゲオルクが大音声だいおんじょうを上げる。



「皆の者! 我は敗北した! お前たちは魔王領に帰還し、軍師殿に報告せよ! 我は任務を果たし、その上で我の望みもかなえられたと!」



 その声に、待機していた魔族たちが整然と動き出した。東方、魔王領のある方向に。ゲオルクは命じていた。もし自分が敗北したら、旧王国領に侵入した時と同じように小集団に分散して魔王領に戻れと。

 ゲオルクは膝をつく。彼の生命力もいつまでも彼の命をつなぎ止めておくことは出来ない。そして彼はバートを見る。



「強き者、バートよ。見事な戦いであった……」



 ゲオルクは満足していた。強敵と全力で戦って、討ち取られる。彼にとって文句の付けようのない最期だ。

 バートがゲオルクだけに聞こえるようにささやく。



「私の名はアルバート・チェスター」



 ゲオルクは目を見開く。彼はその名前に心当たりがあった。その人間の居場所は噂されているだけで、本当はどこにいるのかわからないはずであった。かの人物が冒険者に身をやつしているなど信じられることではない。だがゲオルクは信じた。



「感謝する……お前と戦い、ここでたおれることによって、我の生は良きものとなった……」


「強き者、ゲオルクよ。お前の名は私が死ぬまで覚えていよう」


「感謝する……」



 ゲオルクの生は決して不満のないものではなかった。だが彼はこの瞬間において、自分の生に完全に満足していた。しかも自分を討ち取った勇士が自分の名を覚えていてくれると言うのだ。これ以上何を求めれば良いと言うのか。



「偉大なるアルスナムよ……感謝します……良き敵と巡り合わせていただいて……良き死を得られたのですから……」



 ゲオルクは悪神アルスナムに感謝の祈りをささげながら、息絶えた。

 バートはそれを黙って見届けた。

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