第19話 次の世界へ
その時、妖精は少しずつ消えかけていた
「魔法が消えかけている⁉︎」粉雪のように体が少しずつ消えていく
「え、大丈夫…?」妖精の目には涙が浮かび上がっていた
「我はもう終わりなんだ…このまま消えて居なくなっちゃうんだ。グランドルフも消えかけている」
私は妖精の消えかけた手を掴み走り出した
「こっちへ来て」
絵画が太陽に照らされて光っている
私は絵画の前にたち、呪文を唱えた「じゃあ行くよ、“Firefox Express Night hole“」
「うわぁああ」
______________
目を覚ますと見たことのない世界が広がっていた
「あれ、魔法が元通りだ」妖精の体は元に戻って居た
「私にはもう関係のないことなんだ。お前が元に戻ったんだから帰っても良いよね」
「え、何でだよ菜佐。グランドルフを救おうよ」
「じゃあね。もう二度と私のところに来ないでよ」私はそれだけを言い、この場を去った。
だが、何もない荒地で魔法の扉を見つけなければ帰れないということを思い出してしまった
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