第10話 ここはグランドルフという名の城
光が色々な隙間から差し込んでくる
「で、見たい絵画とかあるの?」聖火は言った
「グランドルフの絵画!!」
「あ、あれね了解⭐︎C2にあるからついてきて」
聖火は馬のように素早く走り出した
色々な絵画を横目に私は走り続けた。じっくり見ることはなくすぐに次の絵画へと目を向ける
「C2、C2、C2」聖火は小さい声で探した
角を曲がり、真っ直ぐ進んだ先にまた角がありそこを曲がった
「あった!!」
その言葉と共に足を止めた
まず一つ、目についたのはこの巨大な城だ。空に突き抜けるくらいの規模である
2つ目は周りの街並みである。洋風な建物がずらりと並んでいる
「凄い!偉い人が描いたんだね⭐︎」海香は顔をこちらへ向けて言った
「私も偉ければなあ、」2人は顔を見合わして頷いた
「これを描いた人、確かこの絵画を描いて人気が出るまで絵画での収入がなかったらしいよ、、、、、、」聖火が小さい声で言った
“!?”目を大きくして驚いた
何だか気まずかったがそんな事を気にしている場合ではない
どこか心残りがありながらも親を助けたい一心で精一杯だった
「そう、、だったんだ」
「早くこの絵画の世界へ行こうよ」
「うん。聖火さん、呪文とか知らない?」
「えっと、、正確には覚えてないけどdead blast focusだったはず!」
2人は絵画の先へと向かった
続く・・・・
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