第6話
最高の一週間を生活してから、俺は日常に戻った。
「まあ、日常と言っても、鍛錬する以外やることがないんだけど。」
基本仕事がくるまで、みんなといちゃつくか、リーサと遊ぶ以外にやることがない。
強いていうなら他のみんなを少しずつ手伝うくらいか。
この広い屋敷を4人プラス子供一人で管理しているからな。
リッカは掃除係。ミーサはご飯係。エリシアは庭とお金係。
俺は武力係。
「パパ!お昼寝!!」
「そうだな。お昼寝するか。」
俺はリーサと庭で昼寝した。
ーーーーーーある貴族のパーティー
「久しぶりね、リュイ1年ぶりかしら。」
「久しぶりだね、エレオノーラ。」
赤い瞳と赤い髪。黄金時代序列4位『灼熱』騎士御三家の本家の娘。
「あなた、負けたんですってね。同い年に。」
「まあね。強かったよ。今のところ41戦41敗だよ。」
「そうなの。リュイってもしかして弱かったの?」
「いや、確実にエレオノーラよりは強いよ。」
「ムカつくわね。その自信。」
「事実だからね。一度でも僕に勝ったことはあるの?」
「ないわよ。一度もね。」
「僕と戦うのが怖くて逃げ回ってる君に、エドのことを語ってほしくないね。」
「うるさい。」
エレオノーラはそう言って、逃げるようにリュイから離れていった。
「昔は、負けず嫌いで僕に何回も挑戦してきたんだけどな。今はもう、皮肉しか言えないのか。」
エレオノーラは心が折れていたのだ。リュイという圧倒的才能に。
序列2位以下とリュイには圧倒的な差がある。それは、生まれてからの12年間ずっと目の当たりにし、心が折れているのだ。
だから、皆、リュイとは違う学校に入学したのだ。全員2位争いをするために。
「学校やめて、エドを家庭教師として雇った方が楽しそうだ。まあ、受けてくれtないと思うけど。」
ーーーーー入学式
「入学生代表、リュイ・グリフィン!!」
そう言われ、リュイは全生徒の前で挨拶する。
「あれが序列一位の」
「かっこいいわ〜。」
「いいよな〜天才って。俺もあれくらいの才能が欲しかったぜ。」
「お前じゃ無理だよ。バカ。」
(エド、本当に学校に来ないつもりなんだ。せめて入学式ぐらい来てもいいともうんだけど。つまらない学校生活になりそうだ。)
ーーーーエドの家、夕飯
「エド様、学校に行かなくていいんですか?」
リッカは巨乳を揺らしながら、質問してくる。
「いいらしいよ。なんか、試験の成績さえ良ければ何やってもいいんだて。」
「リナザール騎士学校は主に世界各地の高位、中位貴族の中から騎士として才能のある子供が集まっているのよ。公務も勉強しないといけないでしょ。」
エリシアが詳細に説明してくれる。
「へぇ〜。そうだったんだ。じゃあ、学校に行ってコネ作った方がいいのかな?」
「やめときなさい。まともに敬語が使えないんだから、敵を作るだけよ。」
エドは貴族との対話が苦手であった。
「それもそっか。」
「パパ!!」
エドの膝の上でご飯を食べ終わったリーサが自慢してくる。
「おお!野菜も残さず食べれて偉いな〜」
「えへへへ。」
「口周りを拭くからじっとしててな。」
「うん!」
そう言って、なぜか、いるもリーサはエドの口周りを拭く行為を首を動かし、体を動かし、邪魔する。遊びだとおもっているのだろう。
エド家は平和であった。
夜、寝る前。基本5人全員で寝る。
壁際の一番右から、エリシア、エド、リッカ、リーサ、ミーサの順番だ。
まあ、リーサはミーサの上にいるから、実質4人なんだが。
「あっ、そういえば明日仕事があるんだった。」
「仕事?」
「冒険者ギルドからの指名依頼なんだけど。値段も高いから受けようかなって。」
「そう、気をつけてね。」
「うん。気をつけるよ。」
みんなとおやすみのキスをして、眠りにつく。
エドは基本一日12時間以上を鍛錬に費やすため、周りに巨乳巨尻でいい匂いのする女性がいようと、眠れる。
たまに、眠れなくて抜いてもらうが。
ーーー翌朝
「早いですねエド君。」
「ミーサもね。じゃあ、行ってくるよ。」
「はい。気をつけて。」
ミーサとキスを済ませて、出発する。
ワイバーンの群れへと
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます