第3話 冒険者

越してきた夫婦は旦那の方はノユノ、妻の方はラチネートと言った

ダグとザリは両親に頼み込み越してきた冒険者の弟子にしてもらえるよう一緒についてきてほしいと言った

彼らの両親はその頃にはダグとザリは本当に旅に出るために頑張っていることに気づきそれならばといい一緒に頼んで上げることにした

「ダグ、ザリ一緒に頼んではあげるけど断られたらしつこく言うのはだめよ

あの人たちもここでゆっくりしたいと思ってきてくれたんだから迷惑だったら申し訳ないもの」

そういったのはダグの母親だ

それを追うようにザリの両親とダグの父親も迷惑だって言われたら諦めろと言ってくる

ダグとザリは

「「分かった!」」

といいそれを聞いた両親らは本当にわかっているのかと不安そうな顔を浮かべた

しかし彼らの両親の心配をよそに越してきた夫婦は話を聞いて逆に目を輝かせて二つ返事で了承してくれたのだ

「越してきたはいいけど人は我儘らしくてつい暇をもてあそんじゃって」

そういったのは旦那のノユノだ

「そうなんですよ

それに私たちが越してきてから毎日のように走りながら旅に出ると言ってるお子さんを見ててなにか手伝いたいと夫とも話していたんですよ」

と妻のラチネートも言った

ダグとザリはそれを聞いて大喜びで二人に言った

「「よろしくお願いします!」」

それから5年後15歳になったダグとザリはついに旅に出ることになるのだ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る