テーマ新興宗教に規制は必要か?
マリサ姉様!
新興宗教は、野放しにしちゃ駄目です!
規制しないと、詐欺事件とか、怖い事件起こします。と私は力説した。
そうね、ある程度の規制は免れないわ。宗教の自由がある程度補償されるなら、規制はやむを得ないわ。と姉様が同意した。
え…あの。
なに…?
討論が終わってしまいます。と私はぽついと言った。
そうね。意見が一致するのは悪い事じゃないけど、早過ぎるわね。別の反対派で、賢い人を探して連れて来る方法が良いわね。
とマリサ姉様は提案した。
えーそんな知り合いいないですよ。
初めて、第三者入れるのですね。
と私は言った。
召喚ね。ダロムを連れてきたわ。
敵じゃないですか!
確かに賢いのは同意しますけど。
なんだ?
なるほど。
規制はいらないな。そんなもの、歴史的にみても、規制が加熱して、その宗教の人間にまで、差別されるぞ!
絶対にそうなる。新興宗教だけ規制するのも不公平だ!
イスラム教に規制すべきか?
あり得ない話だ。何千万といる、イスラム教教徒が一部の過激派のせいで差別されてるが、多くは真面目なのだ。
そんな規制してみろ!
不公平感が出る。それにな、宗教なんて、どこも問題は抱えてるものだ。揚げ足取りしようと思えば際限なく規制されるぞ。
とダロムは捲し立てた。
って言ってます、マリサ姉様!
と私は、ダロムの意見が中々凄いので、姉様に頼った。
そうは思わないわね。ある程度規制をかけないと、その宗教の力が強くなり過ぎて、政府も乗っ取るぐらい強大な存在になるわ。それは過去のキリスト教がやってるもの。
国にもよるけど、規制しまくるのは良くないけど、規制全くしないのも良くないわ。
いい? バランスが大切よ?
差別する人は、良くないけれど、だからと言って、その人にも差別するある程度の自由な考えは、認めてあげるべきよ。とマリサ姉様が反論した。
くっ…と言いたいところだが、今回はイライラせずに冷静に、私はなりましょう。
まずバランスが大事とおっしゃるが、果たしてそのバランス取れますかな?
結局のところ、そのバランスは誰がどう取って行くのでしょうか?
それと宗教で規制のバランスの取れた国、がそもそも存在するのでしょうか?
私の意見は変わりません。バランスが取れるなど幻想に過ぎません。
必ずやどちらかに偏りが生じます。
それは、市民の声が、規制が足らない!
もっとしろとの声が出てくるためです。とダロムは姉様の意見に反論した。
セレナ反論してみる?
とマリサ姉様が聞いた。
えー。遠慮しとく。もっと2人の討論見てたいから。と私は返答した。
そう。じゃあ、私が反論するわね。
バランスが取れるのは、幻想と言いますが、それは、何か具体的な根拠があるのでしょうか?
誰がそのバランスを取るか、それは一概に答えは出せません。
民主主義国なら、国民とその代表の政治家が取るでしょう。
また独裁国家なら、一部の政治家が取るでしょう。
規制が行き過ぎるという懸念は、確かにありますが、ある程度政治家や、マスコミが市民を説得しするでしょう。
なので、バランスが取れないと言う意見は極端では、ないでしょうか?
とマリサ姉様が素晴らしい反論をした。
真面目に反論しましょう。バランスが取れる幻想の、具体的な根拠は、江戸時代のキリスト教の踏み絵、彼等ユダヤ人へのユダヤ教迫害。
これらは、規制が行き過ぎる、実例です。
政治家や、マスコミが市民を説得するとあなたは、おっしゃるが、政治家は票が欲しい、マスコミは、視聴率が欲しい。本当に説得に動くとは、限らないのです。むしろそれらが欲しくて、過度な規制に突き進む恐れもあります。
私の意見は変わりません。規制はすべきでは、有りません。
ちなみに独裁国家なら、宗教は、ほぼ迫害されています。以上!
とダロムは強く反論した。
そろそろセレナ反論しなさい。
とマリサ姉様に言われた。
うぅ…レベルが高過ぎます。
と私はぼやいた。
えぇと、過去の歴史を見ればそうですけど!
だからと言って現在は、昔と違ってネット環境があります!
YouTubeとかGoogleがそうです!
それらで行き過ぎは、世界中の人々が阻止できると思います!
民主主義国家なら、外圧で、行き過ぎは、抑え込めます。
独裁国家は、YouTubeとか、Google規制されてるから、独裁国家が、弾圧許されてるって言うのもあると思います!
と私は反論した。
これは議論が終わらない、もしくは相当長くなるな。とダロムがぼやいた。
YouTubeやGoogleが有っても、新興宗教の規制が行き過ぎない、そんな保障は、あるのかね?
確かにそれらは、有用なコンテンツだが、逆にそれらが、新興宗教に規制を防ぐのではなく、煽る可能性もあるのではないか?
独裁国家は、ネット環境規制しているため、だけではない。独裁国家に批判して下手に刺激すると、どんな事をされるかわからない恐怖がある。
まぁ…ここは、日本だから、独裁国家の話は、しばらく置いておこう。とダロムは、熱弁した。
あのーちょっと良いですか?
ダロムは、宗教の被害者の事、もう少し考えた方がいいです!
と私は反論した。
新興宗教の被害者や、その家族がいます。その被害者家族たちが、規制を求めても、その声を無視しろと?
それは駄目です!
声を大にして言いますけど、そう言った被害者は、確実にいるのです。彼らの様な被害者を、これ以上出さない為にも、規制は必要です!
と私は自信を持って言った。
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