第6話 拙者、母の知り合いに挨拶
拙者、車でオホーツクに向かっているでゴザル。
ホタテ漁の体験は一週間先の予定なのでゴザルが……
『母さんの知り合いがその町にいるから、挨拶に行って来なさい』
と母に言われたからでゴザル。
人の縁とは妙なものでゴザルな……と思いながら、母の知り合いの家に着くと……。
でかい。
離れまであるでゴザル!
離れでは漁に関する事をするはず……。
漁師だった大叔父の家がこんな感じでゴザったが……。
母屋も離れも大きさが違うでゴザル!
「あんたが万吉くん?」
車から降りて呆然とする拙者に母と同年代のご婦人が話しかけてきたでゴザル。どうやら、母の知り合いというのは彼女のようでゴザル。
◇◆◇
「あ〜ここら辺の漁師は他のところと収入が全然違うからね〜」
家の中に通され雑談をする中、拙者はこの家について感じたことを話したでゴザル。
「言われてみれば、近所の家も立派でゴザル!!」
「稼いでる漁師が近所に多いんだよ。ホタテ漁は特に利益が大きいからね〜。他の漁師より大変だけど、たくさん稼げるよ」
「そうでゴザルか!」
『他の漁師より大変』という言葉を後になって実感するでゴザルが、今は『たくさん稼げる』という言葉に舞い上がってしまったでゴザル。
「それより、あんた。せっかく来たんだし組合に挨拶に行かないと」
「今でゴザルか?」
「面接してないんだろ? だったら、体験の前に顔出した方が印象もいいよ!」
と言い終わると同時に電話をかけて、漁協のエライ人とアポを取ってしまったでゴザル∑(゚Д゚)!
「それじゃ、行くよ!」
拙者はご婦人に連れられ、漁協に行くことになったでゴザル……。
◇◆◇
漁協に着いた拙者たちは、応接室に通され、ホタテ事業部の部長殿と面会したでゴザル。
体験の詳しい話と体験中の滞在するところについての説明を受けたのでゴザルが……。
「実は……、万吉さんが使う予定の部屋の水道管が破裂して、修理にしばらくかかるとのことで、万吉さんのホタテ漁体験を一週間ずらしてもらうことはできないでしょうか?」
なんていうことでゴザル……orz
◇◆◇
万吉8でゴザル。
ようやく舞台がオホーツクになったでゴザル。
と思ったら……、ホタテ漁体験は延期に!!
次回は読者の皆さんが予想できない展開になると思うでゴザル∑(゚Д゚)!
(拙者も想定外でゴザった……)
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