第4話 拙者、辞意を伝える

 ホタテ漁師(補助員)に応募することにした拙者は、早速、履歴書を送ったでゴザル。

 誤字のため何度か書き直しになったでゴザル。

 Wordで作成することも考えたでゴザルが、漁師だった大叔父の顔が浮かび、やめたでゴザル。大叔父は手書きの方を好みそうな気がしたからでゴザル。


 履歴書を送ったその日の夜、拙者が勤務する塾の本部から異動先についての連絡がきたでゴザル。他の北海道の地方都市にある教師への異動でゴザル。

 転職のセオリーは、転職先が決まってから辞意を伝えるというものでゴザル。故にその場では話を受けたのでゴザルが--


 次の日、異動先の教室の担当から異動の段取りについて連絡があり、早々に辞意を伝えなければならなくなったでゴザル……。


 採用が決まってから辞意を伝えることも考えたでゴザルが、受験直前期(1月中旬)に迷惑をかける訳にはいかないと思ったでゴザル。周り回って生徒たちに影響が出るからでゴザル。


 辞意を伝え、3月上旬に今の仕事が終わり、後は有給を消化することになったでゴザル。多少は引き止められたでゴザルが、「気力が出ない」で押し切ったでゴザル。


 在籍生徒の年度末の試験と入試までのサポートと教室閉鎖の完了が塾講師としての最後の仕事になったでゴザル。


 ◇◆◇

 数日後、オホーツク漁協(仮称)から連絡が。

 まずは、一週間ほど体験してから決めて欲しいとのこと。

 船酔い等で向かない方が一定数いるためということだったでゴザル。


 そう言えば、拙者、小学生の頃に祖父に沖釣りに連れて行ってもらった際、船酔いで釣りどころでなかったのを思い出したでゴザル……!



 ◇◆◇

 万吉8です。

 採用面接については、漁協まで数時間ほどの地域に住んでいるということで、ホタテ漁の体験の際の面談に代えさせてもらったでゴザル。

 当時は受験シーズンと教室閉鎖の業務を抱えていたため、本当に助かったでゴザル。

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