第6話 とりあえず
とりあえず電話して聞いてみよう。
パッケージの電話番号に電話する。
そしてありのままを説明するが、理解してもらえないのでそちらに行きますのでアポ取りをする。
そして会社について説明をする。もちろん健康保険証や免許証などを渡す。
どうにも半信半疑である。
しょうがないのでアバターと同じだということを見せるとやっと気がついたようだ。
そう。アバターは完全に一致するように作れないようになっているのだ。安全面などの、考慮のためか知らんがな!
こりゃ大変だとバタバタし始めた。すぐにこのソフトをやめさせることはできない。何故なら海外にまで売っていて爆売れしているからだ。
長い年月をかけてつくったゲームがバグがあるのを見つけたのだがしかし何でそのバグがあったか分からないときたもんだ。
免許や、身分証のことはこちらがなんとかするといった。が、元に戻すことはできないかも知れないと、色んな検査を受ける事になった。
その結果はいたって健康である。とのことだ。損害賠償もしてくれて、いうことなし!な訳あるか!でも、もうどうにもできないぞ?ここらで手を打つしかないか。
そして家に帰る。一ヶ月は家に帰ったなかったから埃まみれのカプセル型VRのメンテをする。そしてひさしぶりにログインすると、アンアンしてる最中だったみたいで失礼しましたと外に出て、女将にお金を包む。
はぁ。やる気が起きないわけじゃないがこれはどうなっているんだ?
あとはゲーム会社とVRの会社がなんとか、ミスを探し出すだろうな。そうしないと2人目の俺ができちゃうわけだしな!!
まぁいいや、アイテムボックスから大福を出してモッチャモッチャする。
次の街まで行こうかなー、と考えていると、男達に取り囲まれた?なぜ?
「このやろう何処探しても出てこなかったのにやっと出て来たと思えばなんか食ってやがる」
「モッチャモッチャ」
「テメェのせいでこの街はダメになっちまっただろうが!」
「理解不能だが。奴隷商人のことか?」
「それ以外何があるってんだ!」
「俺を巻き込んだから終わったんだろうな」
「死ねっ!」
剣を抜き剣にぶつけると嫌な音がした。
「いでえぇぁぁぁ」
こいつ剣を巻き付けているのかよ。
他の奴らもそうみたいだ。
「やめとけお前ら腕の骨が折れるぞ?」
「う、うるせ」
「ぎゃぁぁぁぁ!」
「こ、このやろグァァアァア」
「やめろって!めんどくさいからさ」
「死んでも差し違えてやる」
「無理だって」
結局腕が壊れた男達は衛兵に連れて行かれた。
そりゃあんだけ大声で叫んでたら誰か来るよな。まぁ、この街も出て行くしいいだろ。
昼間に外に出て歩いて行く。
のんびりした風景だなぁと思ってると悪いことが起きるな。
馬車が横転していてアンドリューだっけか?アンドレ?あ、アルバートだ、が上に乗って戦っている。
「助け入るかー」
「アキト!助けてくれ!」
「はーい!」
ダッシュで近寄って初めて雷魔法を使ってみると“バリバリバリ”と音がして敵さんは倒れた。死んではいないみたいだな。
「悪い2回も助けられて」
「いや、別に通りがかっただけだしな」
2人で馬車を起こすと中から悲鳴が起きたが起こした衝撃で出たのだろうな。
銀の騎士は2人が倒れていたが怪我だったのでこれまた初めての回復魔法を使って見た。
「あ、ありがとう!」
「どういたしました」
盗賊?は縛り上げられたがなんか見たことある顔だと思ったら死んだ盗賊じゃないか?
聞いてみると双子の兄弟だそうだ。
どうして狙われたのか聞いたが教えてくれなかった。まぁ良いけどね。
次の街までまた一緒にいくことになった。
盗賊は縄で縛って走らせるらしい
ふんふふーんと、鼻歌混じりで走ってる盗賊を見ているとイタズラをしたくなる。
アイテムボックスから石を投げてみる。
ヒョイと避けるのが楽しくてやっていたら怒られた。
次の街には夕方にはついた、盗賊は引き渡されて報奨金は明日らしい。
今回は1番大きな宿に泊まるらしいのでそこでお別れだ。荷物を渡してまた、領主からとのことで、金貨1000枚を貰う。
俺は別の宿に泊まって次の日には報奨金をもらった。金貨1500枚だ。
魔法屋に行ったがこれと言ってなんにもなかったので、これ以上いる必要ないな。
また、次の村に向かって歩き出す。
今回は何もなくついた。
平凡な村で別にこれと言って何も無い宿屋はあったので一カ月分先払いである。
部屋でログアウトするとスマホが鳴っていた。見るとゲーム会社からで保険証など全て変え終わったとのことだった。
郵送してくれるそうなので明日はいてくれとのことだ。
探知魔法を使ってみる。なかなか便利で敵意のある人や普通の人などが頭の中でわかるのだ。
これは常に発動させとくかな?
牛丼を食いながらネットを検索すると俺みたいなバグはないが少し背が伸びたや少し体重が減ったなどどうでもいいことが書いてある。俺なんて別人だからな。
アイテムボックスから冷えたビールを取り出して飲む、くぅー!アイテムボックスが1番便利だな。
はてさて、明日は一日いないといけないしゲームの攻略本でも見て見ますか?
ほうほう、アン、ア、銀の騎士、あれはイベントであれで終了らしい。
結構な数のイベントがあるんだな。
そりゃそっか、地球に似てるんだったよな。まだ作ってる途中らしいけどさ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます