花冠を君へ
スパゲッちぃー
本予告①
「ぐすっ、ぐすっ、またいじめられた……。怖いよ、怖いよ、あの子たちは化け物だよ……」
「また、また、涙ぼろぼろ流して、相変わらずの泣き虫だね。
ほら、ハンカチで涙拭いてね」
ある小学校の校舎裏の花園。
その花園は、バラや、ツバキや、キキョウ、ナデシコ、シロツメクサといった花で彩られる場所。
そこで今、鼻水を垂らす少年、優海(ゆうず)と背中をさする少女、りのが一緒に花冠を作っている。
〜〜〜〜〜〜〜
クラスに馴染めず、いじめを受ける優海と、太陽のように明るい笑顔のりの2人が花冠を作るところからものがたりは始まる。
りのは優海の傷ついた心を癒やそうと手を差し伸べ、次第に2人は恋仲に成っていく。
そうして過ぎる日の中で、2人はある約束を交わした。
「いつの日か、私を迎えに来てね。
おじいちゃん、おばあちゃんになっても、ずっと2人で花冠を作るって、約束だよ?」
「うん!約束する!!」
この約束から2人は共に同じ道を歩んでいくのか、それとも……。
『天国と花冠編』
『ピエロと花冠編』
『煉獄の花編』
『地獄へ燃ゆ君編』
の4編構成の小説。
主人公・優海の人間レベルはどのように変化していくのか。
花冠が織りなす夢、慈愛、悲哀、闇、覚悟、恋のものがたり。
「やっと来たよ、この日が。
さぁ、花冠を君へ。」
花冠を君へ スパゲッちぃー @20060928
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