編集済
谷崎潤一郎の『痴人の愛』感を覚える作品ですね。
特に取り柄の一つもない女性が、魔性の男に惚れこんでいく場面とか。そういった人間本来が持つ欲だったり、本能だったりが垣間見えました。文章の一つ一つが艶めかしく色めきだっているように感じ、前回私の読んだ「クオーツ」とは文体の表現が異なった感じがします。
あと私個人が特に面白いと思った文章があります。それは「文末を繰り返しているのに読みやすく、その独特なリズムが面白い」ことです。普通は文末を連続するのは単調さを読者に覚えさせるのですが、この文章は違う。
2回目に会うことになった時、意図せずして、ふたりきりになってしまった。何人かで会う約束をしていたのに、相次いで友達たちが不参加になった。最後の一人も当日に「ごめん、仕事で抜け出せなくなっちゃって」とメッセージがきた。
今考えても、これが良くなかった。
かなり特殊な方法でかなり扱いが難しいのですが、最後の短い文で「~た」を用いることで力強さが緩急になっています。それと「~た」は強い没入感を与えるので、もし意図して書いているのであれば、はっきり言って驚嘆です!
――追伸
再度私のコメントを読み返していると、無駄に知識をひけらかしているみたいで、かなり恥ずかしいかったです///そういった意図は全くなく、ただ自分の感性で美しいと思った文章に目がないため、このようなコメントになってしまいました(´;ω;`)。
作者からの返信
馬場 芥さま
感想までありがとうございます😭
まさか読んでいただけるとは(猫話クォーツと全然違う作風なので、びっくりされたかと思います💦)
私は知識が乏しいので『痴人の愛』を読んだ事がなく、慌ててどんなお話なのか、あらすじを調べに行きました。(不甲斐ないです💦)
文末の繰り返し、について。
特に技法としてこだわったわけではないですが、いつも文章の終わり方は意識しているので、あえてそうしている。といえばそうなります。
……それにしても、馬場さまの知識の泉がすごい😱
今日の夜、後編をアップする予定です。かなり自分でも、洗練された内容に書き直せた気がします。
普段は全く描かないのですが、ちょっと過激な内容が含まれております。入れた方が良さそうなので、そうしたのですが💦
びっくりされるかもしれませんが、ご容赦下さい😥
●追伸
いえいえ、お気になさらず! ものすごく興味深く読ませて頂きました。
私はただ、とても嬉しかったです。本当に気にしないでください😁
こんにちは!
あーこういう男いるなーw
男の口調や振る舞いがリアルでいいですね!
モモは見ててハラハラしますね😥
続きが気になるー
作者からの返信
青燈ユウマさま
こんにちは。
まさか、この作品を読んで下さるとは! びっくりしてしまいました😱
でも、とても嬉しいです。
私が人生で出会ったこういう男の人は、たった一人なのですが(笑)
男性からみると「結構よくいるタイプ」と感じるのですね✨
大人とはいえ、モモはちょっと抜けていて、好奇心が旺盛で、子どもっぽいかもしれません😅
コメントありがとうございます。