第2話そういやそうだった
学校のチャイムとドアを開け、閉める音がすると男の先生が教室に入って来て
先生「お〜い、席座れ〜」
と言う声に反応してみんなが席に座る
ちなみに、余留は1番左窓際の前と後ろから3番目の席、択兎はその右前、真弘人は択兎の前に座っている
余留「白田先生、今日みっちゃん休みなの?」
白田先生「お前な、今日からみゆき先生は休みだぞ」
余留「どういうことだよ!説明しろよ!」
と立ち上がりながら言う余留に対して白田先生が冷静に
白田先生「あのなー、今日から数ヶ月育休で休みだぞ」
と返す
余留「あれ、明日からじゃなかったけ?」
白田先生「はあ、金曜日に寄せ書き渡しただろ」
余留「ああ、確かに、もう1日来るのに寄せ書き渡すわけないか」
白田先生「わかったら席につけ」
余留「は〜い」
と言う会話を聞いて少し教室が賑やかになる
お昼
択兎「お〜い、起きろ余留」
余留「うん?もう授業終わった?」
真弘人「ああ、終わったぞ」
択兎「今日はどっちで食べる?」
余留「教室かなー、今日日差し強そうだし」
択兎「じゃあさっさと席動かして食べるか」
席をくっつけて弁当を起き、食べ始める
択兎「なあ、なんで学校って存在するんだ?」
余留「そりゃお前、勉強を勉強するためだろ」
択兎「なにその某政治家の構文みたいな文章」
余留「そのままの意味だよ、どうやって勉強したらいいか学ぶ場ってこと、あとは納期までに仕事を終わらせる練習とかじゃないか」
真弘人「じゃあ、なぜ5教科が決まってるんだ?」
余留「そりゃお前、日常生活とか、一般企業に入った時に使う可能性が高いからじゃないか、多分、特に国語とか使うし」
真弘人「お前、なんでそこまで考えていて授業をまともに受けようとせず、提出物を忘れ、テスト勉強、一夜漬けですらやろうとしないんだ」
余留「自分なりの考えと、真面目うんぬんは別ものなんだよ」
択兎「でも意味あるって思ってて不真面目って珍しいよな」
余留「やめて、俺をどこの研究所に売る気」
と言いながら身体を手で隠すように身を少し縮める
択兎「うらねぇよ、お前なんて売ったら苦情と請求書、裁判所からの書類で大変なことになるわ」
余留「いや、そこまでやばいやつさじゃねえよ」
真弘人「やばい奴っていうのは認めるんだな」
余留「よく言われるからな」
と言いながら真弘人に向かって笑顔でグットサインを出す
真弘人「まあ、落ち込んでなさそうだからいっか」
余留「落ち込むわけないじゃん、だってやばい奴ってかっこよくね?」
択兎「この厨二病が」
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