学校ってクソじゃね?
きよグ
第1話サボりたい
朝7:00ある高校生男子のスマホの目覚ましがけたたましく鳴き始め、それに応えるように高校生の右手がスマホの停止ボタンに伸び、「本当に画面を見ていないのか」と言いたくなるほど正確に停止ボタンを押し、再び高校生は寝始める、するとそれを知っていたかのように、ドアを思いっきり開けて高校生の母親が
母「起きなさい!」
と大きな声で叫ぶと、高校生はゆっくり起き上がり
高校生「ごめん、ちょっと体調悪くて、昨日の夜の頭痛が治ってないみたい」
と体調が悪そうな声で答えると
母「あら、昨日の夜は腹痛って言ってなかったかしら?」
と返されて少し冷や汗をかきながら、動揺のせいか先ほどの演技とは全く違う下手な演技で
高校生「あれ〜、なんでだろう、急に痛くなくなった〜、不思議だな〜」
といいながら母親を部屋の外へ出し
高校生「また失敗したー、ちくしょー」
と愚痴をいいながら学校へ行く準備を始める
準備が終わると階段を降りて一階のリビングに行き、朝食を取り学校へ向かう
学校の自分のクラスに入り、自分の席に座り眠りにつこうとすると
???「おっは〜、余留(よる)」
と余留と同じような少し気だるげな男子が喋りかけてきた
余留「おはよ、択兎(たくと)」
と顔を上げながら言う
択兎「お前今日サボるとか言ってなかったか?」
余留「失敗したんだよ、文句あるか?」
択兎「お前はサボりすぎなんだよ、ちゃんと俺みたいにサボらず頑張れば1日、2日、簡単に休めるんだよ」
余留「お前はバカか?学校サボるために学校真面目に行くなんて意味ないだろ」
???「バカなのはお前ら2人だ、そもそもサボろうとするな」
とメガネをつけた高身長の真面目そうなやつが言う
余留「真弘人(まこと)今日は少し遅いな、サボろうとしてたのか?」
真弘人「お前らじゃあるまいし、サボろうとするわけないだろう、また朝から体育館裏に呼び出されたんだよ、もちろん降ったがな」
択兎「チッ、イケメンが」
余留「煽りか?殺すぞ?」
真弘人「お前が聞いてきたんだろ」
余留「は?んなこと知らねえよ」
択兎「なんで振った、言ってみろ」
真弘人「推しを裏切るわけにはいかないからだが?」
択兎「本当にこいつは、いやまあ気持ちは分かるけど」
余留「少しは近くの女の子にも目を向けて見ろ、そもそもお前推しと付き合いたいわけでもないだろ」
真弘人「だとしてもだ、推し以外を愛すなんて俺にはできない」
余留「そこまで言うなら俺達は何も言わないよ」
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