黒魔無限窟徘徊配信 Part1 其の2
修正内容
其の1のステータスにレベル上限を追加しました。
この文章は後で削除します。
_____
「〔召喚〕ゴブリン…」
「ぐぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ!」
ゴブリンは弱い…ガチで弱い…何なら引くほど弱い。子供程度の戦闘能力しかないと言えばその弱さが分かると思う。
〈絶倫1〉のスキルの副次的効果によって基本疲れる事はないし〈早熟1〉のスキルによって成長が早いので初期眷属としてはそれほど悪くないが戦闘能力に関与するスキルが一切ないのでこの世界の
それに〔封印〕した場合経験値が入らないからちゃんと倒さないといけない。
取り敢えずゴブリンに手持ちの〈鉄のナイフ〉を渡す。少なくてもこれで同族にやられる事はないだろう。
「ぐぎゃがぎゃ!」
「ゴブリン…首にナイフ攻撃…」
「ぐぎゃあ!」
「ぎゃ…ぁ…」
これを3回位繰り返したらゴブリンのレベルが2に上がった。早熟が有るからだろうがかなり早い。
とは言え、〈絶倫〉が2になって〈身体〉と〈技巧〉が1上昇しただけなので未だかなり弱い。
チャット▼現在16人が視聴中です
・ゴブリンよっわ!
・まあ、ゴブリンだからな
・(・Д・)ノベータテストの最終イベント
・やめろ
・やめろ
・やめろ
・うっ…ゴブリン…軍勢…頭が…
・数の暴力って怖いよね…
βテストの最終イベント…そう言えば聞いた事があるな。
確か…『小鬼王の進軍』だったかな。比喩抜きで視界が緑に染まった地獄だったらしい。
追加で2体ほど倒した瞬間私のレベルが2に上がった。
スキルポイントは《黒魔術》を7にする。10まで上げれば狙っていたアレを取得できる筈なので10までは《黒魔術》に一極する方針だ。余談だがレベル上昇による獲得スキルポイントは2だ。
その後さらに2体程倒すと同時にゴブリンがレベル3〈早熟2〉〈身体〉5〈技巧〉5になり次の階層への階段に辿り着いた…階段だけ妙に整っているのが逆に不気味だな〜と思った。
□ ■ □ ■ □
〈無限窟2階層〉
2階層で最初に遭遇したのは黒い狼…ウルフだった。其のまんまだな。
「…〔
取り敢えず一体確保。
悪くないが特筆する点も存在しない感じのステータスだった。
_______________
______
[ウルフ]Lv1/7 ♂
〈
〈
〈
〈スキル〉
〈咆哮1〉〈疾駆1〉
______
_______________
うん、強い。普通に強い。
咆哮はスキルレベル秒のスタン効果があるデバフスキルで疾駆はスキルレベル分速度に関してのみ〈身体〉にプラスするスキルだ。〈身体〉7相当の速度なのでゴブリンを一方的に殺せるだろう。初期の最良眷属扱いされているのは伊達じゃない。
因みに割と初期に敵としてこいつが出るあたり運営は鬼畜だと思う。現在の主流は極一部を除いて囲んでリンチにする討伐方法らしい。
最初はゴブリンをウルフに乗せてゴブリンライダー擬きにしようかと思ったけど、〈騎乗〉スキルはないし乗せない方が総合的に強いので個別で運用する事にした…ゴブリンお前は本当何なんだ?何の為にいるんだ?
何とも言えない疑問を抱きながら洞窟を進んで行く。
ウルフの〈咆哮〉で敵個体の動きを止めゴブリンが襲撃を仕掛ける。ウルフはゴブリンと違って疲労するので其の時は私が〔
その後ウルフを10体程しばいた時点でゴブリンがレベル5〈絶倫4〉〈身体7〉〈精神7〉に上昇しカンスト。ウルフがレベル3〈咆哮2〉〈疾駆2〉〈身体10〉に上昇…偏りが凄いな。私のレベルが4に上がり《黒魔術10》《錬金術1》に成るように振るう。因みに初期選択スキルはスキルポイントを振らない限りロック状態になっており使用できない。
目指していた《黒魔術10》《錬金術1》になったので帰還する事にした。
配信を止めてドロップを復興ギルドに納品し旧図書館で〔秘術:混沌の秘法〕を習得したので一旦ログアウトする。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます