9月16日

 ――――おしまいだ。口内炎の種みたいなのができやがった。

 下唇の内側、歯の側面に当たる部分だから絶対に噛まないところなのでまだましなんだけれど、気になる。ビタミンが足りてないのかなあ、それなりに野菜も食べているんだけどなあと思いながらコンビニでトロピカーナのマルチビタミンを買って飲んだ。

 美味しい。

 経験上これが美味しく感じるときは体の調子が悪いときなので、体の調子が悪いことを嘆くべきか、美味しく感じるタイミングで飲めてまだよかったと安心するべきか。コップに半分水が入ってたらあなたはどう思いますか? わたしは「川越シェフの店なら400円かぁ」です。


 あとなんか気圧の頭痛みたいな症状がある。

 これ気のせいかもしれないんだけど、わたし、すごい雨が降ったに体調おかしくなるような気がするんだよね。体質は人それぞれだからそういうのがあってもおかしくはないと思うんだけど、みんなが「雨だから体調が」って言っているときはそこそこ平気で、それが終わって「晴れだ~」ってなっているときに体調が死ぬのはなんというか……悲しい!

 こんな日は早く寝るに限る。けどまあせっかくなのでもうワンテーマくらい何か日記に記そうと思います。


 今日嬉しかったこと。

 友だちに「小説が面白かった」と言ってもらいました。


 わたしとそいつ(とほか二人)は「冬あとパルクール」っていうサークルを結成していて、よく文学フリマっていう同人小説即売会に出没している。この秋、11月11日に東京で開催される文学フリマにも出展するのだけれど、そこに向けて書いた小説が面白かったらしくて喜んだ一日でした。

 わたしは普段くだらない掛け合いを軸にした小説を書くことが多いのだけれど、今回はギャグほぼ無しの人間ドラマに挑戦してみたので、興味があればぜひお手に取ってみてください。


 ――――わたし以外のメンバーがまだ書き終えてなくて、ちゃんと発行されるか怪しくなってきたけれど。。


 「冬あとパルクール」というサークル名の由来は読んで字のごとく、「冬のあとには春が来る、冬あとパルクール」なんだけれど、だいぶ夏が終わって秋の訪れを感じる日々ですね。まだ日中馬鹿暑い日もあるけれど、八月の殺人的な暑さに比べれば大分秋だ。八月、暑すぎて前に進めなかったもんな。向かい風が吹いているわけでもなく、ただ暑さだけで足取りが重くなる経験もなかなかない。


 秋のせいかはわからないけれど、今日電車の中にキリギリスがいた。しかも、床とかじゃなくて、天井付近の引っかかりに引っかかっていた。さすがに二度見した。嘘。六度見くらいして、その後も定期的にちらちら見ていた。

 念のため、わたしが利用している沿線はかなり都会のものである。

 たぶんわたし以外、車内で気付いた人はいなかっただろう。ここで「わあキリギリスだ!」とか言っていたら電車内がパニックになっていた可能性がある。緊急停止ボタンが押され、駆け付けた駅員がキリギリスに寄生されてキリギリス駅員になっていたかもしれない。そしたらパニックはもっと加速する――!

 よかった、変に声をあげなくて。


 というのが今日の秋を感じたエピソードだったのだけれど、日記で季節の話をし始めたら終わりみたいなところあるよね。季節ネタは話題がないときの鉄板なので。でもあまりにも秋を感じたため書いてしまった。これより秋を感じるイベントがあったらどうしよう。できるだけ同じテーマで日記かきたくないんだけどなぁ。そうなったらおしまいだ。じゃあね。

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