第二首 小さな君

背の低い君は。

後姿が儚くて。


俯く横顔も。

記憶に残っていません。


触れそうで。

届かない細い指が。


何故か。

思い出されるのです。


※※※※※※※※※※※※※※※


秋深し

赤や黄色の

道行けば

触れた君の手

小さき紅葉



あきふかし

あかやきいろの

みちゆけば

ふれたきみのて

ちいさきもみじ

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