第一首 囁き

中学三年の秋。

僕達は一緒に帰った。


告白した後。

時折、電話するくらいで。


デートもしたことが無かった。


それでも、学校帰りの田舎道は。

紅葉が綺麗でした。


こうして。

肩を並べて歩くだけで。


僕は幸せだったのです。


※※※※※※※※※※※※※※※


貴方から

漏れた囁き

君、好きと

問いただそうか

迷う僕です


あなたから

もれたささやき

きみすきと

といただそうか

まようぼくです

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