第10話 彼女の新しいお父さん
※今回、悪人は登場しません。
安心してお読み下さい。
「いやー初めてはスゲー痛かったけど
慣れると気持ち良くなってくるな!」
そう言って裸のまま
ケラケラと笑っていた。
僕、
小さい頃から近所で仲の良い兄妹の様に
育ってきた僕と冬香だけど中学生に
なった頃から段々と意識し始めて
中学2年になってすぐの頃
僕の部屋で寝転んで漫画を読んでる冬香に
「冬香。
僕は冬香の事が女の子として
好きなんだけど冬香はどうかな?」
「へっ?!」
「彼氏として見られないかな?」
「いや、アタシも好きだけど•••
急にそんな•••」
「すぐにじゃなくて良いよ。
冬香に伝えておきたくてさ。」
「いやだから急に言われて
ビックリしてるだけで
アタシも好きだって•••」
「それは幼馴染みや友達として?」
「それも有るけど•••
男としてもだよ!」
「ありがとう。
僕も幼馴染みや友達としても
好きな気持ちも有るから同じだね。」
「そ、そうだな•••」
「これからもよろしくね。」
「う、うん。
よろしく///」
そうして僕の告白は成功した。
恋人になったと言っても変わらず
幼馴染みであり友達でもあった。
冬香の家はお父さんが早くに亡くなっていて
母一人子一人の家族だったので
よく僕の家に遊びに来てそのまま御飯を
食べていく事も多かった。
高校生になって初めて結ばれてから
二人きりの時はこうして体を重ねている。
「初めての時 泣いてた冬香も
可愛かったけどね。」
「男は良いけどな女は痛いんだぞ!
それをあんな•••
新はドSじゃないか?」
「好きな子はイジメたくなるってヤツかも?
いや普段はイジメないけど•••」
「ベッドの上だけってか?
エロオヤジかよ///」
「こんな事言うの冬香にだけだよ///」
そんな会話をしながら2人で裸のまま
ゴロゴロしていると
「オヤジって言えばさ
今度ウチのカーチャン
再婚すんだよね。」
「えっ!!!
急にどうしたの!
ビックリした•••」
「いやアタシも言われたの最近で
この前 顔合わせがあったんだよ
新しい父親だって。
芸人で髭○爵っているじゃん?
あの髭生えて太ってる方に
スゲー似てるんだよ。」
「あーあの山田ルイ何とか世って人ね。」
「そうそう。
何世かアタシも知らないけど•••
あ、あとラーメンライスの食べ方教える
ネット画像のオッサンにも似てるな。」
「どうもこうもねえよ!ってヤツね。」
「それそれ!
そんな感じの気の良いオッサンだよ。
カーチャンの同級生らしいけど
全然そんな風に見えないんだよなぁ。」
「
年齢聞いたらビックリするよ。」
「まぁギリ30代だからな。
それを言ったらオッサンもだけど。
何か苦労してきた人だってカーチャンが
言ってたな。」
「そうなんだ。
会ってみたいね。」
「今度ウチに引っ越してくるから
会いに来いよ。
紹介するからさ。」
「そうか一緒に住む事になるのか
そりゃそうだよねお父さんに
なるんだし。」
「まぁカーチャンと2人じゃ
広い家だしな。」
「そうだね•••」
冬香の家は一軒家だ。
家を建ててすぐにお父さんが病気で
亡くなってしまったので結構大きい家に
2人暮らしをしていた。
保険で住宅ローンは無くなったらしいけど
死亡保険では足りない学費や生活費を
稼ぐためにお母さんの春華さんは
忙しく働いていた。
それでよく
夕飯を食べたり泊まったりしていたのが
僕達の始まりだ。
そして後日、冬香の家にお邪魔した時に
春華さんが紹介してくれた。
「新君。
この人が私の再婚相手。」
「はじめまして。
「はじめまして。
新と言います。
「恥ずかしい挨拶すんなよ///」
「冬香にはいつも何て呼ばれて
いるんですか?」
「アタシはいつも順ちゃんって
呼んでるよ。」
「•••良いんですかそれで?」
「呼び方は好きに呼んで下さい。
マツ○ュンでもキ○タクでも
何でも大丈夫ですよ。」
「なっ?
オッサンだからオヤジギャグばっかり
言ってるだろ?」
「冬ちゃんヒドい•••」
「(笑)
じゃあ順さんと呼ばせて貰います。」
「よろしくね新君。」
それから色々と話をした。
仕事はフリーランスでライターの仕事を
しているそうで
「エッチなヤツじゃないですよ。」
「自分で言うと怪しくなるわよ。」
「でも春ちゃん、言わないと絶対
エッチなヤツだと思うでしょ?」
「まぁ•••」
「ほらやっぱり!」
「冗談よ(笑)」
急に年頃の娘が出来て気を遣い過ぎる
順さんは冬香がお風呂に入っている間
部屋から出て来ないそうで
「最初は冬香がお風呂の時は
外に出てようとしてたのよ。
気にし過ぎなのよ。」
「いやいや。
俺みたいなのは気にし過ぎる位で
丁度良いんだよ。
新君だって彼女の家にお父さんや
兄弟以外のオッサンがいるの
嫌だろう?」
「性欲で目がバキバキの人は嫌ですけど
順さんなら大丈夫かと。」
「新君凄いな•••」
「そもそももう順君は冬香の父親だから
そんな意識する方が疑わしいわよ。」
「春ちゃんは分かってないんだよ
俺みたいに何度も職務質問される
人間の気持ちが。
不審者情報がどう考えても
俺だなって時が何回もあってさ
歩いてるだけで事案になるんだよ。」
「アハハハハ!
じゃあ順ちゃん髭剃ったら?」
「髭剃ったら剃ったで違うタイプの
不審者になるんだよ•••
なら髭が有った方が貫禄が
出るよって言われてね。」
「誰に?」
「あ~•••
前の奥さんにね•••」
「そんなに気にしてこっち見なくても
大丈夫よ。
髭の理由は同級生皆知ってるんだから。」
「そう言えば順ちゃん前に
結婚してたんだよね?
別れたの?」
「いや春ちゃんと同じで
亡くなっちゃってね•••」
「え•••
そうなの?」
「うん。
暗い話だけど•••
聞く?」
「順ちゃんが良いなら•••」
そして順さんは話をしてくれた。
「前の奥さん•••
礼子って名前で俺は礼ちゃんって
呼んでたんだけどさ
礼ちゃんとは大学で出会って
結婚して幸せだったんだけど
体が凄く弱くてね
子供は出来ない訳じゃないけど
危ないってずっと言われててさ
それでも礼ちゃんは子供を欲しがってて
まぁ俺も子供は好きだから頑張ろうって
話して妊娠したんだけど•••
子供はお腹の中で育たなくて
死産になっちゃってさ•••
礼ちゃんはただでさえ体が弱ってたのに
死産の心理的ショックも加わって
そのまま•••
本当に眠るようだったよ•••
ちょっとゴメン」
そう言って順さんはティッシュで
涙を拭いた。
「順ちゃん無理しなくて良いよ•••
ゴメンねアタシが聞いたから•••」
「いや良いんだ。
聞いて欲しい話でもあるし
新君も良いかな?」
「大丈夫です。
聞かせて下さい。」
「ありがとう。
それで礼ちゃんが亡くなって
暫くして今度は俺の母親が
脳出血で倒れて麻痺が残ってね
うちも春ちゃん達と同じ
母一人子一人だったから
勤めてた出版社 辞めて
俺がずっと介護してたんだけど
二年前に肺炎であっという間に
亡くなってね。」
「そんな•••」
あまりの悲劇に絶句するしかなかった。
「うっ•••
ぐすっ•••」
僕も泣いていた。
「ゴメンよ、こんな話•••でもね
悪い事ばかりじゃ無いんだ。
母親が亡くなってから
同級生や友達が色々と
誘ってくれてさ同級生の1人が
同窓会を開こうって言ってくれて
そこで春ちゃんに出会ったんだ。」
「最初はお互いに苦労話してたんだけど
まぁ段々とね•••
あちこち飲みに行くようになって•••」
「その頃から ありがたい事に色んな人が
仕事を回してくれてフリーライターでも
まぁまぁ食っていけるようになってさ
通信機器があれば何処でも仕事出来るから
海外にでも行ってみるかな?
とか話してたら急に春ちゃん泣き出して
【何処にも行かないで!】って」
「あの時は酔ってたから///」
「嬉しかったよ。
その時もう一度人生を頑張ってみようと
本気で思えたんだ。」
「へ~」
冬香がニヤニヤしながら春華さんを見る。
「実はさ海外に行くってのは
別に移住って訳じゃ無かったんだけどね
介護生活だったから長期旅行でも
行ってみるか位だったんだよ。」
「そうなんですか•••」
「本当に詐欺みたいなものよ。
その話を聞いた時はもう•••
そういう関係になっていたから•••」
「うわー•••
親のそういう話聞きたくねー。」
「でもそれが無ければこの再婚は
無かったんですよね?」
「いや本当にその通りでさ
春ちゃんがそんな風に想ってくれてた
なんて夢にも思わなかったから•••
人生は何があるか分からないね。」
「まぁきっかけにはなったかな•••
この年で恋愛は腰が重いから•••」
「でもまぁ動き出したら早かったよ
妊娠したから籍 入れようかってね。」
「えっ!!!!
カーチャン妊娠してんの?!」
「春ちゃん言ってなかったの?」
「その•••
何て言おうか考えてるうちに•••」
「まぁアタシには普段からゴム着けろって
ずっと言ってるからな。
でも自分は生だったんだ。」
「
言い方!
さっき聞きたくないって
言ってただろ?」
春華さんは顔を赤くしながら
「•••この年で妊娠しないって気持ちと
もしかしたら妊娠出来るかもって
気持ちで•••
その•••」
「俺は本当に嬉しかったよ。
妊娠自体もだけど春ちゃんが
妊娠しても良いって
思ってくれてた事も」
「妊娠したい!って思いながら
ヤッてたんだ?
メスの本能爆発じゃん。」
「冬香!
何でそういう事言うんだよ!」
「だってよいつも避妊避妊
言ってたんだぜ!
それなのに自分は、ねぇ?」
「良いんだよ!
大人は責任取れるから!
僕達は取れないだろ?」
そんな言い合いをする僕達の前で
春華さんは顔を真っ赤にして
両手で顔を覆っていた。
「まぁ
あんまりイジメないであげてよ。
その結果こうして家族に
なれたんだからさ。」
「まぁ順ちゃんに免じて許して
あげましょう。
ウッヘッヘッヘッ」
「嫌な笑い方だな•••
春華さんおめでとうございます。」
「あ、ありがとう•••///」
「じゃあこの後は御飯でも
食べに行こうか?
二人は何処が良い?」
「回転寿司!」
「僕も良いんですか?」
「勿論!
行こうよ!
ほら春ちゃんも気を取り直して。」
「う、うん。」
そうしてその日は順さんにお寿司を
御馳走になった。
その日からうちの家族とも順さんの
交流は始まった。
父さんとお酒を飲んだり
母さんから妊婦さんに対する
注意点を聞いたり
一緒にバーベキューをしたり
僕達は毎日を楽しく過ごしていた。
小学生の妹はかなり順さんを気に入り
とても懐いていた。
「あの子、熊のぬいぐるみとか
好きだからな。」
と冬香は言っていた。
冬香は前よりもウチに泊まりに
来る事が増えた。
「まぁあの2人新婚じゃん?
子供が生まれたら大変だろうから
今のうちに、な?」
「冬香も色々気を遣ってるんだな•••」
「今までカーチャン気を張ってた
だろうからな。
それにカーチャン アタシが妊娠の事
メッチャいじったの根に持ってるのか
目の前でスゲーイチャつくんだぜ
勘弁して欲しいよ•••」
「それは自業自得じゃない?」
ゲームをしながらそんな話をしていた。
順さんは本当にマメで家の事を
せっせとやっていた。
「本当は全部やりたいんだけど
何もしないのは逆に良くないよって
洗濯して貰ってる。
二人共全然気にしないからこっちが
気を遣っちゃうよ。」
「大変ですね。」
「まぁ嫌われてるよりずっと良いけどね。」
「それも間違いないですね。」
そして年が明け春華さんの陣痛が始まった。
病院には僕と僕の家族も来ていた。
妹は母さんと家で待つように言ったが
どうしても病院に行くと言うので
家族全員で来ていた。
春華さんは順さんの手を握り
「命に
「ダメだ!
命に代えるなんて言わないでくれ!
生きてくれ!
君もこの子も生きてくれ!」
「そうだね•••
ゴメンね。
私もこの子も生きるよ。」
そして春華さんは分娩室に入っていった
今まで母子健診で問題が無かったとは言え
春華さんは先日40歳になった高齢出産だ。
どうなるか分からない。
帝王切開の可能性も高いそうで順さんは
全てをお医者さんに任せると言っていた
「お願いします!
どんな方法でも良いです!
お金はどれだけかかっても構いません!
一生かけて払います!
妻と子供が生きられるようにして下さい
お願いします!」
「分かりました。
最善を尽くします。」
お医者さんはそう答えてくれた。
夕方から分娩室に入って1時間が
経っただろうか外は暗くなっていた。
僕達は待ってる事しか出来ない。
隣の
僕の手をずっと握っていた。
順さんは頭を抱えて座っていたが
急に立ち上がり
「スイマセン。
ここをお願いします。
何かあったら連絡をお願いします。」
そう僕達に告げて出て行ってしまった。
どうしたんだろう?
そうして夜の10時を回る頃
分娩室から元気な泣き声が聞こえてきた。
「産まれた•••」
病院で大きい声が出せないので
皆が噛み締めるように呟く。
「良かった。」
眠ってしまった妹を抱き締めて
母さんも呟く
「順さんに連絡しましょう。」
「順ちゃんはドコ言ったんだ?」
まだ戻らない順さんに皆が首をかしげる。
父さんが電話をかけるとすぐに繋がり
「順さんすぐに戻ってくるって。
何か揉めてるみたいだったけど•••」
「順ちゃん何やってんだ?」
そうして春華さんとの面会を
許可され病室に入る。
産まれたのは男の子だった。
皆で労いの言葉をかけていると
順さんは戻ってきた。
パトカーに乗って。
あの後、病院を飛び出した順さんは
少し離れた場所にある神社まで走って行き
この寒い中、裸足になり御百度参りを
していたそうだ。
しかしその光景を見た人に通報されてしまい
今まで職務質問を受けていたそうで
産まれたと連絡を聞いた順さんを
お巡りさん達は病院までパトカーで
送ってくれたらしい。
「春ちゃんありがとう!
お疲れ様!」
「順君ここ病院だから•••
でもありがとう///」
「さっきまで外で走ってたから
シャワー浴びて着替えてまた来るよ。
本当にお疲れ様。」
「うん。
またね。」
僕達も一緒に病室を後にした。
次の日、改めて病室を訪ねる。
個室の広いホテルのような部屋だ。
父さんが
「体調大丈夫ですか?
辛いなら日を改めますけど?」
「大丈夫ですよ。
母子共に健康です。
先生も驚いてましたよ
高齢出産では珍しい安産だって。
体力もですけど出産した事あるのが
大きかったみたいですね。」
「あと順ちゃんの御百度参りだな。
この子が大きくなった時に
絶対話そうぜ。
お前が生まれた時トーチャンは
警察に捕まってたってね。」
「捕まってないって!
職務質問だけだよ!」
そんな会話をしながら
「そう言えば名前は決めてるんですか?」
「男の子だったら【
決めてたの。」
「父親そっくりの名前だな。」
「冬香。
そりゃそうだよ。」
「春ちゃん本当にありがとう•••
本当に•••
ゴメン•••
ちょっと失礼」
そう言いながら涙を拭き鼻をかんだ。
「順ちゃん•••
大丈夫?」
「ありがとう。
大丈夫だよ。
この子の顔を見てると色々•••」
「落ち着いたら御墓参りに行きましょう。
お義母さんと•••礼子さんも行って
良いかしら?」
「勿論!
礼ちゃんもきっと祝福してくれるよ。
挨拶に行こう。」
「そうね忙しくなるわね(笑)」
「あっ•••
大事な所、忘れてた。」
「どこ?」
「御百度参りした神社。
お礼とお詫びしないと」
「順ちゃんが事件起こした神社ね。」
「事件起こしてないって!」
「まぁある意味事件ね(笑)」
「もう!
春ちゃんまで!」
病室は幸せな空気で満ちていた。
退院してからも順さんは家の事や
俊君の世話を頑張っていて
「こういう時、フリーは助かるね
会社勤めだと中々こうは•••
人生何が役に立つか分からないよね。」
と笑っていた。
大変な人生も前向きに考える。
本当に強いのはこういう人なんだろう。
半年程経ち俊君の首がすわった頃
順さんと春華さんは御墓参りと
色んな人への挨拶回りに出掛けていた。
春華さんの話では順さんのお友達や
御世話になった人達は大喜びで
中には泣いてる人もいたそうだ。
順さんは人徳のある人なんだなぁ。
俊君が一歳になり歩きだした頃
春華さんが妊娠した。
「俊を産んだ時もう一人いける!
って思ったのよね。
順君は心配だから一人いれば良いよって
言ってたけど。」
「お
「
何でそういう事言うんだよ!
良いじゃないか!
•••春華さんおめでとうございます。」
「ありがとう
また冬香の前でイチャついてやるわ。」
「カーチャン勘弁してよ•••」
二人目の出産の時、僕達は受験生なので
病院には来なくて良いと言われたが
僕も冬香も勉強が手につかなかったので
ずっとビデオ通話していた。
今回順さんは俊君の面倒を見ていたので
御百度参りはしなかったそうだ。
「今度こそ逮捕だったかもな。」
「
出産後そんな話をしていた。
生まれたのはまたもや男の子で
名前は【
「今回も何とかなったわね。
•••そんな顔しないでよ。」
「春ちゃん•••
こっちの心臓が
今回も最悪の覚悟はしておいて
下さいって言われたんだから•••」
「ごめんなさいね•••
心配かけて•••」
「いや•••
無事に産んでくれて本当にありがとう。
無事でいてくれて本当にありがとう
俺は幸せ者だよ。」
そう言って順さんは春華さんを
抱き締めていた。
それから時が経ち
「「トーカねーちゃんアラタにーちゃん
おめでとうございます。」」
今日は僕と冬香の結婚式だ。
してくれている。
もう小学3年生と1年生だ。
健康に育ち二人共 順さんにソックリだ。
「順ちゃんの事は家族として大好きだけど
あの二人が順ちゃんみたいな
髭ダルマになるのはスゲー嫌だな。」
「
「照れ隠しですよ、順さん。」
もう順さんと出会って10年が過ぎた。
沢山苦労してきた順さんが
今 幸せに暮らしている事が
とても嬉しい。
「僕達も幸せになろうね。」
「バカ///
もう幸せだよ///」
「うん///
そうだね///」
完
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