第11話 あなどりがたきぼくら

※不快な表現が多々有りますが

 NTRは有りません御安心下さい。


「「「「「ウワーーーーッ!!!!」」」」」

「「「「「キャーーーーッ!!!!」」」」」

昼休みが終わってから30分程経った頃

授業中の静けさが打ち破られた。

事件が起こったのは2年生の教室。

イキリ田(仮名)という生徒が教室にて

盛大に脱糞したのだ。


「今日の午後の

【イキリ田脱糞事件】ってさ

 あれ良平りょうへいが仕組んだの?」

放課後、親友の宏太こうたの問いに

「そうそう。

 良く分かったな。

 あんな事になるとは

 思わなかったけど•••」

俺、良平はそう答えた。


場所は読書部室だ。

読書部と言っても本を読んだり

読まなかったりの緩い部活だ。

それでよく部室が使えるなと言われるが

同じ様な考えの生徒を集めて部活動申請を

出したら、あっさり通ってしまったのだ。

校長先生は

「あてもなく放課後ゆるゆる過ごす•••

 青春ですねぇ。」

と言っていたし

真面目を絵に描いたような教頭先生も

「隠れて煙草を吸う訳でもないなら

 部室も余っているし構いませんよ。」

と言ってくれた。

そして生徒指導の先生も

「コンビニや飲食店なんかで

 溜まられるより学校内にいた方が

 目が届くからまだ良い。」

と言ってくれている。

この学校の先生達は本当に理解が有る。


そしてその読書部室で俺と宏太と

同じく親友の信吉しんきちの三人で喋っていた。

小柄な宏太と眼鏡の俺と巨漢の信吉は

いつも一緒にいるのでストレートに

【ズ○コケ三人組】と呼ばれている。

三人共その作品が大好きなので

まんざらでも無い。


そして話は【イキリ田脱糞事件】に戻るが

事の発端はイキリ田が最近出来た

俺の彼女の詩織しおりちゃんの事を

「地味な女を俺の好みにするのも

 良いかもなぁ。」

なんて事を言っていたのを

聞いてしまったのだ。

詩織ちゃんは美術部で真面目に

頑張っている本当に良い子だ。

それをあのイキリ野郎•••

すぐにヤツを陥れる計画を立てた。

思い付いたのはハ○ターハ○ターで

新人潰しのト○パが下剤入りのジュースを

使っていた事をヒントにして

コーラのペットボトルの底に穴を開け

そこに市販の便秘薬を粉末にして入れ

穴を閉じた後、小さいクーラーボックスに

氷と一緒に入れて学校に持ってきた。

そして昼休みイキリ田(仮名)がパシリに

している男子生徒にコーラを買いに

行かせるのを確認して自動販売機の前で

その男子生徒に

「これをイキリ田に飲ませて。」

と手渡した。

「空になったペットボトルは

 回収してくれる?」

とお願いしたらその男子生徒は

「分かった。」

と答えてくれた。

そして

「飲み終わったら「捨ててこい」って

 投げつけられたよ。」

と空のペットボトルを渡してくれた。

「ありがとう。

 後は結果待ちだ。」

「楽しみだね。」

その男子生徒も何か細工をしたのは

分かっているようだ。

そしてあの事件が起こる。


「どの位入れたの?」

宏太の問いに

「大人は二粒と書いてあったから

 五粒入れたよ。」

「味で分からなかったのかなぁ?」

信吉が首をかしげる。

「一気飲みしたらしいからね。

 こっちとしては都合が良かったよ。」

「便秘じゃない人間はああなるんだね。」

「トイレにでも籠もってろと

 思ってたけど•••

 予想以上の効果だったよ。」

「脂汗凄かったからね。」

「後ろの女子には申し訳ない事を

 したなぁ•••」

「目の前の男子が急に立ち上がって

 脱糞するんだもんね•••」

「しかも叫びながら•••」

「あああああって耳に残ってるよ•••」

「まぁ自業自得だ。」

「そうだね。」

話を聞いていた信吉が

「そう言えば小田おだ

 (パシリにされてた生徒)大丈夫かな?」

「確かに•••

 イキリ田の取り巻きに疑われるかもな。」

そんな話をしていると読書部室が

ノックされる。

「はい。

 どうぞ。」

宏太がそう答えると

「失礼します。」

と言って話に出てた小田君が入ってくる。

小田君はボロボロの格好をしていた。


「小田君!

 どうしたんだいその格好は?!」

「気にしないで。

 柴田(良平苗字)君に御礼を

 言いにきたんだ。」

「御礼?」

「うん。

 さっきイキリ田の取り巻きに

 呼び出されてさ

 【お前が何かやったんだろ!】

 ってね。

 今までアイツらが怖かったけど

 脱糞して呆然としてるイキリ田を

 思い出したら全然怖くなくてさ。

 知らないよバカ!って答えたら

 ボコボコに殴られて•••

 でも先生が直ぐに来てアイツら

 退学だって!

 スッキリしたよ!

 今まで何も出来なかったのが

 ウソみたいだ。

 柴田君本当にありがとう!」

「ゴメン!

 俺のせいでそんな•••」

「謝らないでよ!

 僕は感謝してるんだよ!

 これからは平和な学校生活に

 なると思うとワクワクするよ!

 あのコーラの事は誰にも

 言わないから安心してよ!

 この後、親同士の話し合いが

 有るから校長室に行ってくるね。

 そこでイジメの事も全部

 言うつもりだから!

 勇気をくれて本当にありがとう!」

そう言って小田君は帰っていった。

「小田君には申し訳ない事をした•••」

「良平は結果的に小田君に勇気を

 あげたんだよ。

 小田君も感謝してたし。」

宏太がそう言って肩を叩く。

そして話を聞いていた信吉が

「小田君イジメって言ってたよね?

 やっぱりイジメが有ったんだ•••

 僕がイジメられてないかい?って

 聞いた時は大丈夫って言ってたのに•••

 気付いてあげられなかった•••」

マズい•••

俺と宏太は同時にそう思った。


信吉は普段はとても穏やかで優しいが

イジメというものを何より嫌っていて

見つけた時は手がつけられなくなる。

信吉は小学生の頃にイジメを受けていたが

ある日、可愛がっていた野良猫を

イジメっこ達が怪我させた事に激怒して

その場にいたイジメグループ全員を

病院送りにしてしまったらしい。

小学6年生の時点で身長170㎝体重80㎏の

規格外の体格をしていた為

喧嘩にすらならず一方的に暴力を

振るい散らかしたそうだ。

その後、学校での話し合いになったが

怒りに任せて相手の親や教師にも

暴力を振るいまくり話し合いの場は

信吉による暴力劇場と化したらしい。

警察沙汰•裁判沙汰になりそうなものだが

信吉はこの辺りで古くから力を持っている

地主の家系で、それを知らずに今まで

信吉が大人しいのを良い事にイジメを

やってきた生徒達や見て見ぬ振りをした

学校関係者に親族は大激怒し関係各所に

圧力をかけまくりイジメに関わった

全員をこの土地に住めなくしてしまった。

ここまでやると誰も何も言えずに

ただ黙って引っ越しをするしかなかった。


それ以来、信吉はイジメを発見する度に

北○の拳のハ○ト様みたいに怒り狂うように

なってしまい全校生徒や地域の人間から

恐れられる存在となった。

俺も宏太も信吉と出会ったのは

中学生の時なので信吉の卒業した

小学校の生徒は大人しい子ばかりだなと

思っていたが実際は信吉の鬼の様な

強さに震え上がっていたのだ。


中学時代も服を脱がされ暴力を

振るわれている子を見つけた時は

イジメグループを全員叩きのめし

全裸にして校庭に並べたり

女子のイジメグループにも

圧倒的な暴力を見せた後に

公園や河川敷で暮らす方達への

性的プレゼントにしたり容赦が無い。

ちなみにその時イジメを受けていた

女の子が今の信吉の彼女だ。


その日、小田君はイジメの全てを暴露した。

イキリ田グループは退学となった。

小田君はお金もかなり取られていたようで

慰謝料•治療費を上乗せして返却するように

話はまとまった。

小田君はスッキリしたような顔を

していたが信吉はイキリ田グループと

自分を許さなかった。

「パシリも友達同士のノリが有るかも•••

 とか考えずにもっと調べておけば•••」

「仕方ないよ。

 アイツら裏で巧妙にやってたから。」

「俺もイキリ田の呟きをたまたま

 聞いたから動いただけだからな•••」

「アイツら片付けるよ。

 あんな奴ら野放しにしていたら

 また被害者が出るだろうから。」

「分かった。

 俺達も付き合うよ。」

「アイツらの処分だけどさ

 ちょっと先輩の彼女さんの

 良いアイデアが有るんだよね。」

そうして俺達は動き出した。


退学になったイキリ田グループは

分かり易く繁華街をウロつき

そして夜中になると人気の無い路地裏で

酒を飲みながらくだを巻いていた。

イキリ田(仮名)の姿は無く

それ以外のメンバーが7人いた。

そこに信吉を先頭に俺達が近付くと

グループの一人が立ち上がり

「何だテメがふっ!!!」

言い終わる前に信吉に殴り飛ばされる。

「何だおグハッ!!!」

「ブッこボッ!!!」

「いきなりなブッ!!!」

本気になった信吉は容赦が無い。

言葉を言い終わる前にはもう

殴り倒し蹴り飛ばしていた。

俺も一人を腹に前蹴りを入れて倒し

宏太も一人を投げて地面に叩きつけていた。

残り一人はオタオタと刃物を

取り出していたがその前に信吉に

頭を掴まれ壁にキスをしていた。

俺は空手、宏太は柔道+独学の柔術を

やっているが信吉は何もやっていない。

花の○次の言葉通りに

だけだ。

現在身長183㎝体重133㎏運動神経も抜群の

刃○の世界の花○薫のような人間だ。

信吉が優しい男で本当に良かった。


俺と信吉で7人をガムテープで

拘束している間に宏太は何処かに

電話をしていた。

しばらくするとスキンヘッドの大男を

先頭に20人程のゴツい集団が現れた。

「貴方が宏太君ね?

 青三しょうぞう君から話は聞いてるわ。

 ボルケーノ山口です。

 ヨロシクね♡」

「よ、よろしくお願いします。」

「それにしても三人共素敵ね♡

 カワイイ系の宏太君に

 インテリ系眼鏡男子の良平君

 そして何と言ってもムチムチの信吉君♡

 その体は持って生まれたモノね?

 鍛えた体も勿論良いけど

 ナチュラルボーンマッスルも

 大好物よぉ♡」

「あ、ありがとうございます•••」

あれだけ怒り狂っていた信吉が

押されている。

そしてボルケーノ軍団はバカ共を

回収していった。

帰り際にボルケーノ山口さんは

「困った時はいつでも連絡して♡

 お金でも今回みたいな事でも

 何でも相談して大丈夫よぉ♡

 勿論ただ会いたいだけでも

 嬉しいわ♡」

「さ、三人共彼女がいますから•••」

「彼女はいても彼氏はいないでしょ?

 新しい扉開けたくなったら

 いつでも呼んでね♡」

そう言ってボルケーノ山口さんは

俺達三人に名刺を渡して帰っていった。

他の人達からも名刺や連絡先を渡された。

「クール系眼鏡男子かっこいい♡」

「かわいいかわいい言ってゴメンね。

 •••でもかわいい♡」

「鍛えた固い筋肉も大好きだけど

 持って生まれたしなやかな筋肉素敵♡

 ガチムチでムチムチ最高♡」

嵐のようにボルケーノ軍団は去って行った。

俺達は戦闘よりも体力を持っていかれた。

「帰ろうか•••」

宏太の言葉に俺と信吉は無言で頷いた。



僕、信吉は帰ってから自分の部屋のソファで

ボンヤリとしていた。

「どうしたの信吉君?」

隣に座る彼女の景子けいこちゃんが

僕の顔を覗き込む

「また暴れちゃったんだよね•••」

仕方ないと自分では思っていても

僕は暴力は好きじゃない。

暴れた後はとても嫌な気持ちになる。

出来るなら平和に暮らしていきたい。

でも現実は力が無いばかりに泣かなくては

いけない事が沢山有る。

どうしてイジメなんて自分がされたら

嫌な事を人にやるんだろう?

昔から考えているがいつも答えは出ない。

そんな僕を景子ちゃんが抱き締めて

「信吉君は本当に優しいね。

 そこが大好きなんだけど•••

 いつも信吉君は助けるために

 暴力を振るってるよね?

 私を助けてくれた時もそうだけど

 もし信吉君が助けてくれなかったら

 あの人達に売春させられそうに

 なってたんだよ?

 [コイツの処女売っちゃおうよ!]

 って言葉今も覚えてる•••

 小田君の気持ち私 分かるよ。

 誰も助けてくれないって絶望してたら

 信吉君が手を差し伸べてくれて

 助けてくれたから勇気が出たんだよ。

 口先だけで何もしない人間なんかより

 信吉君はずっとずっと格好良いよ!

 信吉君が私達みたいな弱い人達の為に

 闘うなら私はずっと味方でいるから!」

「景子ちゃん•••

 ありがとう•••」

「それに助けてくれたから

 信吉君に初めてをあげられたしね///」

「景子ちゃん///」

僕は景子ちゃんを抱き締め返した。



その夜、宏太宅にて

「宏太!

 この電話番号はなんだ!

 それにこの香水の匂い!

 何をやってたんだ!」

「誤解ですさくらさん!

 その電話番号は男の人から

 貰ったんです!」

「嘘をつくな!

 女の名前(源氏名)で

 また会いたい♡って書いてるぞ!

 それにこの香水は女物だろ!

 許さないぞ宏太!」

「待って下さい!

 木刀を離して下さい!」

「私はお前に全てを捧げたんだぞ!

 それなのに•••」

で木刀を持ってワナワナと

桜は震えていた。

今夜は両親が不在なのでお友達から聞いた

男が喜ぶ格好をして桜さんは僕の部屋に

サプライズで入ってきたが

その時、僕は貰った電話番号を

ゴミ箱に捨てるかシュレッダーにかけるか

考えている時だった。

桜さんは部屋から木刀を持ってきて

僕を問い詰め、僕も事実を話すが

桜さんはヒートアップし

「この前なんかお尻の処女も捧げたのに•••

 宏太!

 お前を○して私も○んでやる!!!」

「待って下さい桜さん!

 誤解ですって!」

裸エプロンで木刀を振り回す

狂戦士バーサーカーと化した桜さんを

僕は一晩かけて押さえ込んで

何とか誤解が解ける頃

空には朝日が昇っていた。

よく警察に通報されなかったものだ•••。

そんな事を考えながら眠ってしまった

桜さんを抱き締めた。

この日から大好きだった裸エプロンが

少しトラウマになってしまった•••



数日後

俺の部屋で詩織ちゃんと初めての時を

過ごした。

「良平君ありがとう///」

「どうしたの?

 お礼なんて。」

「私、昔から地味で大人しくて

 絵ばっかり書いてたから

 彼氏が出来るなんて思わなかったの。

 それに大好きな彼氏の部屋で

 初体験なんて漫画の中の話だと

 思ってたから•••

 今日は本当に嬉しかった///」

「俺も嬉しいよ。

 好きな子が腕の中にいるなんてね。

 俺さ詩織ちゃんが真剣に絵を書いてる

 姿に一目惚れだったからさ•••

 誰より綺麗だと思ったんだよ。」

「ありがと•••///

 そんな事初めて言われた///

 いつも地味ってばっかり

 言われてたから•••

 前にクラスにイキリ田(仮名)君って

 いたでしょ?

 あの人にも陰で地味だけど

 遊ぶには丁度良いかもなとか

 言われて流石に頭来ちゃったわ。」

「まぁアイツもばちが当たったな。

 盛大にクソを漏らした上に

 退学だからな。

 ずっと部屋に引き籠もってて

 久し振りに外に出たらそのまま

 行方不明になったと聞いたけど•••」

「他の仲間も行方不明なんでしょ?

 怖いけど可哀想とは思わないわね。

 ずっとイジメをやってたそうだし。」

「恨みなんて買うモノじゃないって

 あお先輩も言ってたな•••」

「あの空手の先輩さんね。

 本当にその通りよ。

 学校の先生達も警察の人も全然

 心配してないって聞いたし。」

「先生達普段は凄い優しいけど

 アイツらみたいなのには容赦ないから•••

 前に更生とか考えないんですか?って

 教頭先生に聞いたら

 【ああいう人種は100人いれば

  まぁ1人くらいは更生するかも

  知れませんが、それまでにどれだけ

  被害者が出ると思います?

  教育者として問題発言かもしれませんが

  どうにもならない人間が世の中

  腐るほどいます。

  そんなヤツらに時間を使うより

  君達のようにとうに生きてる

  生徒達の為に我々教師は時間を使い

  たいんですよ。】

 だってさ。」

「凄い現実主義者なのね•••」

「色んな人間を見てきたんだろうね。

 そのあと教頭先生は

 【どの道、そんな人間いつかは

  ドロップアウトしますよ。

  どれだけ勉強が出来ようと

  要領良くやってようと

  恨みを買いまくってる人間なんて

  報いを受ける日が必ず来ますから。】

 って言ってたよ。」

「心に刻んでおくわ•••」

「宏太もこの辺りの警察は優秀有能だけど

 ああいうヤツらには厳しいから

 捜査も本気でやってないんじゃない?

 ってさ。

 まぁどこかの県警みたいに一般市民の

 被害届無視する警察官よりは

 一兆倍マシだけどね。」

「そうね•••

 私達はこれからもちゃんと

 生きていきましょう。」

「本当だね。」

そう言って俺達はベッドの上で

しっかりと抱き合った。



バカタレ共回収から一ヶ月後

第2話カップル自宅にて


【これから先、ホ○表現が有ります。

 御注意下さい。】


「はぁ///今回の作品も素晴らしかったわ。」

「もう見ながらするのが当たり前に

 なってきたね•••」

服を着ながらそう話す。

「もしかして青三君嫌だった?」

「そういう訳じゃないけど•••

 色々慣れてきたなぁって•••

 今回の作品も凄かったね•••」

「【無人島での24時間丸々鬼ごっこ】!

 あれがイジメグループのメンバー

 なんでしょ?

 最初強がっていたのに見せしめに

 1人ファ○クしたら他皆泣き叫んで

 逃げ回ってて最高だったわ!

 でも結局全員捕まってファ○ク

 されてたけど! 」

「宏太からはそう聞いてる。

 まぁ自業自得だな•••

 それにしても可憐ちゃんの口から

 フ○ックが出るとは•••」

「ごめんなさい•••

 興奮し過ぎて•••

 嫌いになった?」

「今更嫌いにならないよ。

 ビックリしただけだよ。

 そんな可憐ちゃんも大好きだから。」

「ありがとう!

 本当に青三君が彼氏で良かった!

 私には青三君しかいないから

 これからもヨロシクね!」

「ああよろしく。」

俺達は強く抱き締め合った。

ちなみにこのあと

鬼ごっこ作品は泣き叫ぶ姿が

マニア達に大人気になり

廃校や廃病院•廃遊園地等

シリーズ化される事になる。


         完

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