勇者の夢 第9話
勇者達は山を下って数日後、魔王城の近くまで来ていた。
防壁の周囲にも上にも魔族の姿は無く、警戒しながらも遠くからクイネの『火』魔術で扉を破壊して魔族の国に入った。
防壁もそうだが、魔族国内にも魔族は1人も見当たらない。
防壁近くの住みかを調べても誰もいない。
何かの罠かもしれないと周囲を見渡すと、勇者達の破壊した扉から大通り一直線で繋がった魔王城の入り口から2人の強そうな魔族を先頭にその後ろを剣など近接武器の装備された兵士達が多く現れて城前にある開けた場所に移動していた。
『鑑定』レベル9(レベルの表示1~10最大)
勇者 男 人間
スキル『火3』『水8』『風5』『シールド8』『回復4』『剣術8』『身体強化5』『鑑定5』『他言語理解(人語)10』『カウンター1』『アイテムボックス8』『聖剣化』『運命』
ステータス スピード、スタミナ、魔力が高い
HP、攻撃力、防御力が低い
武器 聖剣
状態 忘却、??
アラン 剣士 男 人間
スキル『剣術10』『身体強化7』『察知5』『統率10』
ステータス 攻撃力、スピード、スタミナ、魔力が高い
HP、防御力が低い
武器 剣
状態 ??
クイネ 魔術師 女 人間
スキル『火10』『風10』『シールド5』『魔力強化5』
ステータス スタミナ、魔力が高い
HP、攻撃力、防御力、スピードが低い
武器 杖
状態 ??
ラスト タンク 男 人間
スキル『シールド10』『盾術10』『身体強化7』『挑発5』
ステータス HP、防御力、スタミナ、魔力が高い
攻撃力、スピードが低い
武器 大楯
状態 ??
ホルス レンジャー 男 人間
スキル『察知10』『鑑定6』『弓術10』『風7』『他言語理解(人語、魔族語)6』『魔力形成6』『隠密5』
ステータス スピード、スタミナ、魔力が高い
HP、攻撃力、防御力が低い
武器 弓
状態 ??
レイン 聖女 女 人間
スキル 『回復10』『水7』『光5』『修復4』
ステータス スタミナ、魔力が高い
HP、攻撃力、防御力、スピードが低い
武器 杖
状態 ??
クイネはすぐに大きな『火』魔術を放つが、マナの大きな『シールド』が魔族達と魔王城を守るようにその攻撃を阻んだ。
マナからの『火』魔術による反撃は、勇者達周辺の仲間の住みかが燃えたり壊れるのも構わずに大量に放たれた。
ラストが『シールド』を使って守るが、クイネとマナの魔術合戦が続いたら、いつまでも魔王城には近付けないとアランが判断して『統率』で共有させ、ラストは『挑発』も発動させた。
ラストはここに来るまでの数日間に『挑発』を集中的に使用して、レベルが上がり効果範囲が広くなっていた。
ラストの『挑発』により元々の知性が低かった魔族の兵士達(ルークとマナを除く)が、本能のままにラストを目指して向かって来た。
マナの『火』魔術で仲間の兵士達を攻撃させ、戦力を削ぐ作戦によってマナは『火』魔術を止めざるを得なかった。
クイネはすぐに『魔力強化』を使って味方の武器を強化させて戦闘に備えた。
ラストが盾を構え先頭に立って進み、勇者、アラン、ホルスが本能で襲って来る魔族達と戦闘しながらクイネは『シールド』で自身とレインを守りながらルークとマナに『火』魔術の攻撃を続けて魔王城へ進んだ。
魔族達を倒し切り、待ち構えていたルーク、マナと戦闘が始まった。
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