第9話 VSバーン
勇者は砂漠地帯を歩き続け遠くに平原が見え始めた時、バーンと出会った。
『鑑定』(レベル5)
勇者 男 人間
スキル『火』『水』『風』『シールド』『回復』『剣術』『察知』『他言語理解(人語)(魔族語)』『隠密』『鑑定』『ドレイン』『アイテムボックス』『魔力タンクシールド』『テレポート』『読心』『記憶定着』『聖剣化』『運命』
ステータス HP、スピード、スタミナ、魔力が高い
攻撃力、防御力が低い
武器 ヘレスの剣
バーン 女 魔族
スキル『火』『剣術』
ステータス HP、攻撃力、スピード、魔力が高い
防御力、スタミナが低い
武器 剣
勇者「初めましてこんにちは。」
バーン「どうしてバレットを殺したの?」
勇者「生きるため、願いを叶えるため」
バーン「…」
勇者「私も聞きたい、あなたにとって魔王はどんな存在ですか?」
バーン「魔王様はとてもお優しい方だ、私達の気持ちを一番に考えている。ご自身を危険に晒してまで私のわがままを許してくれた、そんな魔王様を泣かせたお前を私は許さない!」
バーンは怒りと悲しみの混ざった声でそう言い終わり、戦闘が始まった。
始めにバーンは大きな『火』の魔術を放った。
勇者はそれを『魔術タンクシールド』で吸収し、そのシールドは吸収した魔術の威力分、耐久値が上昇した。
同時にバーンは自身の剣に魔力を流し、その魔力を『火』魔術に変える事で剣に火を纏わせて勇者に近付き攻撃した。
勇者は『魔術タンクシールド』で攻撃を受けきると、バーンは後ろに飛びながらそのシールドの周囲に『火』を沢山発生させ、全て爆発させた。
勇者は爆発に耐えながらも『魔術タンクシールド』に溜められる魔術の限界値が近付いたので勇者はそのシールドに触れて『ドレイン』を使用し、魔術を魔力に変換し吸収した。(シールドは壊さずに中に溜まった魔術のみを吸収して爆発を回避した。)
勇者の周囲に砂煙が立ち、その中から突然現れたバーンの一撃でシールドは割れ、勇者は『聖剣化』させた剣で咄嗟に防いだ。『火』を纏った剣と、光輝く『聖剣化』した剣が強く衝突した。
そこからは、互いに一歩も引かない剣の戦いを繰り広げるが、段々とバーンの剣にヒビが入り限界が近付く。
それに気付いたバーンは、このままでは負けてしまうと思い、ある事を決意する。
バーンは大振りの攻撃をするが勇者は後ろに飛んで避ける、攻撃後のバーンに隙ができた。
そこへ勇者が迫ると、バーンは自身の魔力を全て使って巨大な『火』魔術を2人の頭上に作り出した。
今にも爆発しそうな巨大な火の球を前に、バーンは死を覚悟し目を瞑っているが勇者はまだ諦めてはいなかった。
勇者はバーンに近付きながら、大爆発の直前に『魔術タンクシールド』で巨大な『火』魔術を一瞬で包んで吸収し、爆発のタイミングを少し遅らせた。
同時に勇者の剣は黒いオーラを放ち、黒い斬撃でバーンは消え去った。
その後、勇者は『シールド』→『テレポート』で遠くに離れ、再び『シールド』を使って、大爆発(魔術タンクシールドで吸収した『火』魔術)を凌いだ。
戦闘は終わり、勇者は魔王城に向けて歩き出した。
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