無情、源治郎

わたしは、東 刀。

以前、私の悲願の願いを叶える手前である。西 薙を殺す事の一歩前のところで北 燕という者にこめかみを貫かれた。


「西家の滅亡のために、私は現世から居なくっなっても呪い殺す。」



ここは、京の都にある屋敷

「坊ちゃまなりません。」

家の従者が、4歳ぐらいの男の子を追いかけている。


「じい、杏。捕まえてみろよ!」

屋敷の大きな木の上に乗り、挑発している。


屋敷から厳粛な声が聞こえた「これ!源治郎。」

この者こそ、私の怨みである、西 薙である。


源治郎は、木から降りじぃと杏に謝罪をした。


その日の夕、源治郎は薙の部屋で勉学に励んでいた。


「源治郎。この時代、西家が生き残るには、お前が頭首としての才を発揮するしかない。」


源治郎は、西家の存続を意識しているかのように「はい。お父様」

 

勉学は、毎日のように続いた。


10年の年月が立った。


源治郎は16歳になった。

武士として、西家の家督を一部の受け継ぐ。

その受け継いだ土地が、東 刀との因縁がある土地であった。


周りが見渡せる崖の端で領地を見渡し、源治郎はやる気にみちていた。

「ここが、俺が受け継いだ領土か、父上に認めてもらうため、領地をまとめて見せる。」


源治郎は、自分が住む屋敷に到着し、屋敷の門の扉を開けた。

「こんにちは。西 源治郎と申します。」


屋敷の従者達は礼儀正しく源治郎に呆気を取られていた。


西家は由緒正しい家系で従者達との身分が離れすぎて見向きもしない存在達に礼儀正しく接していた。 


「皆!今日からそなた等の上司となるが失敗を恐れずついていてほしい。」

源治郎は満遍な笑顔だった。


源治郎が領地に着いて数日が立った頃。

複数の町の人達が、源治郎の元を訪れた。


「領主さんや。わいら庶民は、山賊達に米を半分以上持ってかれ、食うに困るだべ。」

町長を始めとする者達が見窄らしい格好しお願いに来ていた。


源治郎は苦言な顔で

「分かった。今月の米に関しては徴収しないでおこう。」


「ありがとうだべ」

町の者達は、源治郎の言葉に歓喜した。


源治郎は、山賊達の根城を掴むため使いの者達に情報収集させた。

「半蔵。領民を困らせている山賊達の根城を調べてくれ。」


「御意」半蔵は、立ち去った

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