第33話 もう……無理!

今日は土曜日。会社は休みだ。


目が覚めて、何となく部屋の中を見回す。家のカーテンは遮光カーテンだから光をあまり通さないから部屋の中は真っ暗とまではいかないが薄暗い。 しかし外から雀の鳴き声が聞こえてくるから、今は朝なんだろう。


昨夜、朋美に煽られて久しぶりに自炊をしたんだけど、案外上手く出来たので思わずSNSにUPしてしまった。 25歳の男が嬉々としてSNSに自分が作った料理をUPするってどうなの? 女子高校生じゃあるまいし……。


批判のコメントが無かったら良いんだけど……。


しかし……何だか身体が痛いんだよな…。 どうしてだろ?


……あっ、そっか。 昨夜は自分の作った料理が意外と旨かったから嬉しくなり、奮発して普段買わない七福神のラベルのビールを沢山呑んで酔っ払った状態だったから、そのまま畳の上で寝ちゃったからだ。


……ん? 何故俺は掛け布団を身体に掛けて寝ているんだ? それに、俺の胸元から何だかとっても安らぐ良い香りがするんだが……。それとめっちゃ弾力があり、かつ柔らかい感触が……。


俺はその弾力があり、かつ柔らかい感触がする物を握ってみた。


むにゅ……♪


「…あっ♡」


ん? 何かおかしい。この弾力があり、かつ柔らかい物から何とも言えない甘い声がした様な……?  俺はもう一度今握った物を握ってみた。


むにゅっ……♪


「…あんっ♡ …んっ♡」


……もしかして……この極上の柔らかい物の正体は……。


俺の半分寝ていた脳ミソは素早く覚醒し、俺の視線は速攻で俺の胸元にいった。


俺の胸の中には、可愛らしい寝息を立てて幸せそうに眠っている朋美の姿があった。 そして俺の手は朋美の……お尻を鷲掴みしている状態だった。


「おわぁっ!?」


俺は慌てて朋美のお尻から手を離してその場に飛び起きた。


「……ふぁぁぁぁ。 ……雄二さん…おはよう…ございますぅ……♡」


飛び起きた拍子に俺達の上に掛かっていた掛け布団は俺達が寝ていた足元に捲れ上がる。 布団が捲れ上がった事で、気持ち良さそうに寝ていた朋美も目を覚ました。 朋美はゆっくりと起き上がり、可愛い欠伸をした後、ふにゃっと微笑みながら俺に目覚めの挨拶をしてきた。


「び、びっくりした! 何故朋美が此処に? 朋美、お父さんから呼び出しがあってアパートには来れないんじゃなかったか?」


「……ん。えっとぉ……あのねぇ……お父さんからのぉ……お話がぁ……直ぐにぃ……終わったからぁ……雄二さんにぃ……逢いたくてぇ……来ちゃったのぉ♡」


まだあまり覚醒していない朋美は、ゆったりとした口調で此処に居る経緯を話してくれた。


……寝ぼけている朋美が可愛くて仕方がない。 俺を萌え殺す気なのかこの娘は?


朋美は女の子座りをして俺を見ているんだが、朋美の今の姿がヤバいんだよ。 ブラウスのボタンは第2ボタン位まで外してありは胸元がくっきりと見える状態で、朋美の柔らかそうな胸(俺の見た目で推定Dカップ)が後少しで見えそうになっている。 そして女の子座りをしているせいか、短いスカートが少し手繰れて生めかしく柔らかそうな太ももが見えているのだ。 あ、後少しで朋美の絶対領域が見えてしまいそう。 俺は慌てて朋美から視線を外した。


すると朋美は俺が朋美のあれやこれやを見てしまった事に気付き


「……ん~。雄二さん。私の……見ても良いんだよぉ? 私は雄二さんの恋人なんだからぁ」


と四つん這いになってそう言ってきた。 四つん這いになったから、朋美の胸がギュッと朋美の腕で潰され強調される形になる。


……ブチッ。 俺の中で何かが切れる音が聞こえた気がした。


……誕生日やクリスマスみたいな特別な記念日まで我慢しようと思ったけど……もう……無理! 我慢出来ない!


俺は立ち上がり、四つん這いの朋美を抱き抱え(お姫様抱っこ)る。 本当に軽いな朋美。ちゃんと飯食べてるか? 他の女性と比べても断然軽いのでは?(他の女性を抱えた事が無いので想像だが)


「きゃっ! えっ!? えっ!? ゆ、雄二さん!?」


「朋美が悪いんだからな。俺は我慢してたのに。そんな俺を誘う様な格好するから。……もう止められないからな」


「……うん。私は……心の準備……出来てる。 後は雄二さんの好きに……して♡」


真っ赤になってそう言った後に俺から顔を反らした朋美。 めっちゃ可愛くて愛おしい。 俺は朋美をお姫様抱っこしたままベッドまで移動した。


朋美をベッドに寝かせ、ベッドの近くに置いてあるローテーブルの引き出しからある物を取り出した。 記念日に使用しようと用意してあった物だ。(何かは察してくれ)


「ゆ、雄二さん。わ、私、は、初めてだから……優しく……してね?」


朋美が懇願してきた。


「だ、大丈夫……とは言えない。俺も……初めてだから。 でも、出来るだけ優しくするから、俺に身を委ねて……欲しい」


「……うん。 私……雄二さんの事信じてるから」


俺は朋美が寝ている横に移動し…………そこからは何があったかはご想像にお任せしよう。



その後、俺に抱き付く形で朋美は穏やかな表情で寝ていたとだけ言っておこう。




ここまで読んで頂きありがとうございますm(__)m


どうでしたか? 多分引っ掛かる事は無い……筈!


なかなか執筆する事が出来なくてすみませんでした。 て、テンションが……( ノ;_ _)ノ


面白かったらコメントやレビュー等を頂けたら今後の励みになります。


今後とも拙作を宜しくお願い致しますm(__)m





















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