第15話 朋美さんとの外出 その2
ス◯ーバックスてコーヒーを飲んで談笑(朋美さんがテンション高めで8割位喋っていた。俺は聞き役で相槌を打っている)した後、今日の目的地であるR◯UND1に移動した。
……初の女性との外出にR◯UND1は無いだろう? と思った貴方(貴女)。 全くその通りである。 普通なら映画館や水族館や動物園をチョイスするだろう。 しかし、俺がR◯UND1をチョイスした理由。 それは、ただ単に俺が行きたかったからだ。(運動馬鹿) R◯UND1に到着してから俺は激しく後悔している。 朋美さんはどう見たって運動が得意には見えないんだ。 むしろ苦手な方なんじゃないだろうか? 普通の女性はほぼ運動は苦手分野だろう。 少し考えたら分かる事なのに……! 俺の馬鹿! アホ! 間抜け!
「す、すみません朋美さん。お、俺の行きたかった場所に連れて来てしまって……」
申し訳ない気持ちで一杯になりつつ、俺は朋美さんに謝罪する為に朋美さんに話し掛けようとした。 すると朋美さんは目を輝かせて
「R◯UND1ですか♪ 私も友達とよく此処には来るんですよ♪ 雄二さんと一緒に運動♪ 楽しみだなぁ♪ バスケ、テニス、ストラックアウト、バドミントン♪ あっ、R◯UND1に来るって分かっていたら、いつものジャージを持ってきたら良かったです。 雄二さんは何が得意なんですか? どうせなら雄二さんが得意な運動をしましょう♡ ちなみに私はボーリングが得意です♪」
おおぅ。朋美さんはまさかのスポーツ大好き女子だった。 ……スポーツする時あの御立派なスイカ2個は邪魔にならないだろうかなぁ……っていかんいかん! 何を不埒な事を考えているんだ俺は!
「お、俺も朋美さんと同じでボーリングが得意ですよ。 最高スコアは230です。朋美さんは?」
いくら朋美さんがスポーツ大好き女子だとしても、男の身体能力には勝てないだろう。 最高で多分150前後位じゃないのかな?
「私ですか? 私の最高スコアは251ですね♪ まぁアベレージだと160~170です」
な、何だと!? 最高スコアは朋美さんの方が上だと!? アベレージは俺が勝っているが(俺のアベレージは190~200だ)。 こ、これは負けられない。
俺はボーリングをより面白くする為に1つの提案を朋美さんに持ち掛ける。
「じゃあボーリングにしましょう。 で、俺と勝負しませんか。負けた方が相手のいう事を1つ聞く。ただし無理の無い範囲で。っていう罰ゲーム付きで。 どうですか?」
俺が勝ったら朋美さんに頭でも撫でて貰おう♪ それ位は構わないよね♪
「良いですね♪ その勝負乗りました♪ ……って、えっ!? ゆ、ゆゆ、雄二さん!」
ノリノリで勝負に乗ってきた朋美さんだったが、何かを思い出した様に急にキョドりだした。
「はい? 何ですか?」
「い、今、雄二さん、負けた方の罰ゲームは何て言いましたか!?」
「? 負けた方が相手のいう事を1つ聞く。ただし無理の無い範囲でって言いましたが。それが何か? もしかして嫌でしたか?」
「いえ!! 全然!! むしろ受けて立ちます!! 絶対ですよ!! 後で やっぱり無し! なんて言わないで下さいね!!」
「は、はい。大丈夫です。約束は守りますから」
「ふふふ……絶対に負けられない戦いになりました……絶対に雄二さんに勝って、私と……ふふふ」
お、おおぅ……何か知らないが朋美さんの闘争本能に火が着いた様で滅茶苦茶やる気だ。 これは俺も本気を出さないと朋美さんに失礼だな。
俺と朋美さんはR◯UND1の中にあるボーリング場に移動し受付を済ませた後、レンタルシューズを借りてボーリングのボールを選ぶ事にした。 俺は15ポンドのボールをチョイス。 朋美さんはというと、9~12ポンドのボールを真剣に選んでいる様子。
「……マイボールを使えないのが悔やまれます。あれじゃないと本来の私の力が発揮出来ませんから……。私のマイボールに似たボールはどれでしょうか? う~ん……悩みますね……」
ボールを選んでいる朋美さんの姿も可愛いと思ってしまった俺だった。
そして朋美さんはボールを選び終わり、履いていたパンプスをレンタルシューズに履き替えた。 俺もスニーカーからレンタルシューズに履き替えて、いよいよゲームスタートだ。
よし、朋美さんに頭を撫でて貰う為にも頑張らないとな。 それに、朋美さんに良い所を見せて " 雄二さん格好良い♪ " って思って貰うんだ!
ここまで読んで頂きありがとうございますm(__)m
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今後とも拙作を宜しくお願い致しますm(__)m
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