日記

@yama-me

9月7日

日課の深夜徘徊に出た。

どうも気分が落ち込んで仕方ない。

いつもの河川敷に着いて、タバコに火をつける。

昼にも1本吸ったのに今から吸うと1日1本の自戒を破ってしまうなぁなんて考えていると、あっという間に1本吸い終わってしまう。

なんだかどうでも良くなってしまって、もう1本箱から取り出し火を付ける。

頭がグワングワンして視界がぼやける。

このまま吸っていれば死んでしまうんじゃないかと少し怖くなったので、すこし間を置いてまた、吸い始める。

いつも死にたいだなんだと考えている割にえらく弱気で臆病な自分がもっと情けなくなった。

ちゃっかり根元まで吸い切ってしまったが、依然として何だか満たされない心持ちがする。

どうも疲れてしまってそのまま寝転んで空を見上げる。

空には無数の星がばら撒かれ、心地よい明るさで輝いている。

いつもなら満足してとても満たされた心地で帰る帰り道も、なんだかやけに足が重く下駄を引き摺り、不細工な音を鳴らしながらトボトボと歩かされてしまう。

帰り道も死ぬ事ばかり考えてしまう。

取り留めもなく下らない妄想ばかりを考えているうちに家に到着し、何事も無かったように自室に戻る。

多分明日もいつもの時間に起きてバイトに行き、深夜徘徊に勤しむのだろう。

つくづく情けない男である。

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