大麻の医学的効用 懸念されるリスクその他
医療用大麻が効く病気は下記の通りらしい。
『医療用大麻は240種類もの疾患に効果があるといわれます。糖尿病、うつ病、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、自己免疫疾患、アルツハイマー、心臓疾患、腎臓疾患などです。特に痛みや痙攣、炎症を抑える効果が非常に強い』(「カンナビノイドの科学」監修・佐藤均氏、編集・新垣実氏インタビューより)
痛みを抑える効能については、大麻による正常でない精神状態に陥るだけで、従来の治療以上の利点はないらしい。
『欧米諸国を中心に大麻草の医療効果が注目され、先進国G10の中で日本以外の国では医療用大麻の研究および使用を合法化している。…医療用大麻は、がん、深刻な痛みや吐き気、神経性難病の多発性硬化症、潰瘍性大腸炎、関節炎、てんかん等の発作、アルツハイマー病、標準治療で症状の緩和の見られないもの等、現代医療での治療が困難なものに幅広く使用されている。第190回国会(常会)質問主意書 平成二十八年六月一日』
一方、大麻が統合失調症を促進するというデータもあって、通常の2倍。乱用者の場合は5倍~6倍にもなるという研究がある。また依存性がある上、摂取をやめた時のパフォーマンスが、大麻を使用していない人に比べ低いという結果を見たことがある。
アメリカの十代はたばこより大麻を擦っている人が多いというYouTubeの動画を見て、「アメリカは大丈夫か」と心配になったことがある。しかし、アメリカ疾病予防管理センター (CDC) の調査によると、10代の若者の間での薬物使用は2011年から2021年にかけて減っているらしい。大麻を使用したことがある女子学生は31%。男子学生は25%だそうだ。ついでにアルコールの接種も減っている。
欧米では「ソバーキュリアス」というSober(しらふ)とCurious(好奇心)を組み合わせた造語があり、酒を飲まないというライフスタイルが広まっているそうだ。欧米の人は日本より意識が高いから、体に悪い物は摂取しないという風潮があるようだ。自分がまさにそういうタイプなので、時代が追い付いて来た感じがする。
日本でも、若者のアルコール離れは以前から聞いていたけれど、男性はすべての年代で飲酒習慣率が低下している。理由は健康志向や飲み会の減少らしいが、週3回、1回一合以上飲む人は、20代だと10%少々しかいない。これが50代だと40%。これが、1999年だと20代で30%超、50代で60%超だったのだから、時代は変わったなと思う。
今の若者が健康そうに見えるかというとそうでもないが、世の中の流れとしてはいいんじゃないだろうか。仮に日本でレクリエーション用の大麻が解禁されたとしても、使用する人は限られるのかもしれない。
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