新着レビューで気になったので読んでみました。短い2つの物語と、その総括(?)で構成された全3話です。男が良かれと思ってやった行為が良くも悪くも結果を生み、良い結果にも悪い結果にもなります。まぁ「結果」と一言でまとめること自体がナンセンスなのかも知れませんが、大事なことは男の行動の結果ではなく、これを読んだ読者が何を考えるかなのだと思います。とりあえず、読んでみてからアレコレ考えましょう。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(275文字)
善意も持っているだけではいけない。「行動」も伴わなくては意味はない、とは良く語られること。でも「行動」をおこしてそのあと「本当にその行動で人は救われたか」を考えると……。というようなことを考えさせられました。いや、私の浅い考えなどをこのレビューコメントに残しても仕方がないですね。とにかくたくさんの人に読んで欲しいし考えて欲しい。一読しただけでは読み切れないものがつまっています。以上です。最後に作者様へ。素晴らしい作品をありがとうございました。これからも頑張ってください。