※4~6話分の用語集


作者メモ

 前回に続き用語解説になります



AS関連

・スペック表の見方

 ・LPルミナスポイント

 〈プライマルルミナス〉(後述)の残量を示す


 ・防御性能

 〈アクティブアーマー〉(後述)の性能を示す

 数値は〈KPKinect Physical(物理)属性〉〈HEHigh Explorsion(爆発)属性〉〈ENElectric eNergy(光熱)属性〉への耐性値の平均(小数点繰り上げ)+100で計算される

 ダメージ計算は『{武器の攻撃力÷(対応する属性値÷10(小数点繰り上げ))}+攻撃力の絶対値5%』という設定が一応存在するが気象条件など時と場合で上下に振れたりするのであまり参考にならないかもしれない


 ・EN出力

 〈ジェネレーター〉の出力を示す

 単位はkW/h

 〈ジェネレーター〉単体の性能と胴体コアフレームの性能次第で性能が決まるという設定だが作中では多分ぼかして描写すると思う


 ・ブースト速度

 ブースト移動速度を示す

 単位はkm/h

 ブースターの性能と機体重量次第で性能が決まるという設定だがあまり細かく書くと説明ばかりになってしまうので『重い機体は遅い、軽い機体は早い』くらいおおざっぱになるかもしれない



LINK-Xリンクスシステム

 主に〈AS〉で運用される機体操縦制御システム

 機体とパイロットを生体電流を介して接続し、〈X領域〉と呼称される『脳内に本来存在しない情報処理領域』を電磁パルス流信号で脳神経系を拡張して発現させることで『機体からパイロットへ』と『パイロットから機体へ』とそれぞれの情報のフィードバックを行う

 パイロットは脳神経系の拡張が行われる事で情報処理能力や反射神経を格段に向上し、ある程度までなら思考による機体制御も可能になる為に通常操作より直感的な機体操縦が可能となる

一見すると優れたシステムではあるが、個人差こそあれ脳や神経系に莫大な負荷が掛かるという致命的な欠点がある

出力のランクが7段階存在し段階毎に拡張されていくが、実際のところ普通の人間ではランク2が平均的に限界であるとされる(が、適正の高い人間も例外的ではあるが確認される)

 0721達強化人間は情報伝達素子または機能拡張パーツとして脳神経系に取り込まされた〈ユニコニウム〉の性質により、発生する負荷や情報流を低ランクならほぼ無効化でき高ランクでもある程度耐えられるだけの耐性と情報処理能力を獲得している

 ランク表

 RANK:1  性能上昇(機体反応速度上昇5%)

 RANK:2  性能上昇(機体反応速度10%・EN消費量低下10%)

 RANK:3  性能上昇(機体反応速度20%・EN消費量低下25%)

 RANK:4  性能上昇(機体反応速度30%・EN消費量低下50%)

 RANK:5  拡張機能解放(一次拡張機能)

 RANK:6  拡張機能解放(二次拡張機能)

 RANK:7  不明



・強化人間

 語源としては外部からの技術的介入により身体を強化した人間のことを言うが〈ユニコーン〉星圏に於いては主にその触媒に〈ユニコニウム〉を利用したものを指す

 同物質の一性質である情報導体特性を神経系の機能拡張による『思考力の強化』と『機械との同調による一体化』を目指す目的で開発された

 同星圏の開拓初期に存在していた〈ユニコーン調査・技術開発研究所〉なる組織が研究している中で開発したものであるが〈ユニコーン封鎖機構〉を始めとして一部勢力で利用されている

 術式・生産方式によって世代を分けられており、一覧は以下の通り

 ・第一世代:〈ユニコニウム〉を直接脳や頸椎に注入する、被験者の死亡率が高くまた成功しても言語野や精神等に深刻な障害が発生することもある

 ・第二世代:特殊条件で相転移させてより適正を高めた〈ユニコニウム〉を注入する

 ・第三世代:体内の〈ユニコニウム〉を管理するデバイスを一緒に埋め込み都度位相を変化させて適合率を調整させる機能を付与している

 ・第四世代:受精卵時に遺伝子操作を行い〈ユニコニウム〉の適合率を上げた人工調整胚に同物質を注入して生育して生み出す、上記以外では唯一の先天型であり一番大量生産可能な手法

 第五世代以降は設定上は存在しているがここでは触れない

 余談だが作者の既存作にも似た様な存在はいるがそれらとは異なりあくまで〈LINK-Xシステム〉を始めとする機動兵器の機体制御に特化した存在であるため、身体機能自体は常識的な範囲の水準である(それでもアスリート並みの身体能力を得られるだけの余地はある)



・ルミナス

 機能としては『輝くもの』という意味の〈LUMINIOUS〉、物質及び現象としては固有名称として〈L.U.M.I.N.A.S.〉という名称が付けられている

 〈ユニコニウム〉が特殊条件下で常温のまま荷電粒子に近い特性化をした状態、あるいはその物質

 先述した『輝くもの』という意味の単語に合わせて『活性化して繋がる性質を得た磁場と光を放つユニコニウム荷電物質』の意味で『Lightning Unicornium Magnetifical Nexus Activate materialS』と名付けられた

 主に二種類の〈ルミナス〉が存在する

 最初に発見されたものが〈プライマルルミナス〉と呼ばれ、次のものは便宜上〈軽ルミナス〉と称される微粒子状のものであるが異なる個性を持つ二種類が確認されておりそれぞれ〈バンシィ粒子〉〈フェネクス粒子〉と呼ばれる


 ・プライマルルミナス

 物質としては最初に発見された〈L.U.M.I.N.A.S.〉

 〈AS〉他機動兵器の機能としては主に機体を覆う防御機構として利用されている

 機能としては〈PL〉と略されることもある

 後々詳しく語るかもしれないがとりあえず体力ゲージだという認識で良い


 ・アクティブアーマー

 〈AA〉と略されることもある

 〈バンシィ粒子〉または〈フェネクス粒子〉が〈PL〉に触れている時に電気信号を受けると発生する力場を利用した防御帯

 特に〈AACS(アクティブアーマー制御システムActive Armor Control System)〉による制御で攻撃を受けると瞬時に硬化して機体を防御する

 〈AA〉が攻撃を受ける度に〈AACS〉が負荷を負うが、負荷が限界まで受け続けると負荷限界オーバーロードによる一時的な機能不全に陥り、復元されるまで一定時間〈AA〉が展開されなくなってしまう

 作中だと強化人間11-45-1419の撃墜シーンでこの負荷限界のことを書いていたはずだったのだが作者のミスからか抜けていた事に気づいたので記させてもらいます



拡張機能エキスパンション

 〈AS〉の拡張機能

 マニュアル操作としてキーボードや各種入力器を用いても使用可能だが、各部位の稼働や制御を自動化するシステムをOSに組み込むことで使用するのがセオリーとなっている

 〈ルミナスリザーブ〉の〈PL〉を使用して発動するものとそうでないものが二種類あり、使用しない方は〈一次拡張機能〉、使用する方は〈二次拡張機能〉として分別される

 現状公開できるものだけ記載する


 ・イクシードブースト

 〈AS〉の拡張機能の一つである〈一次拡張機能〉

 〈XB〉と略される

 全身フレームの流動力場制御デバイススタビライザーを解放し、頭・胴体・四肢の全てを推進器として全推力を直進に集中させ超絶的な加速力を発揮する

 通常出力では時速200~400km程度であるのに対し時速1600kmマッハ2相当台を叩き出す

 とはいえ良くも悪くも『圧倒的速度で行われる直線移動』であるため使い勝手も含めてあまり評価されない

 後に登場してから解説することになるが、発展機能としてより強襲性に特化して使い勝手が増した〈ライオットブースト〉、瞬間的に発生させる〈イグニスブースト〉、〈AW〉用の類似機能として〈グライドブースト〉などの関連機能が存在する


 ・アクセルキック/アクセルチャージ

 〈イクシードブースト〉系の機能から派生する拡張機能

 名前の通り加速状態からの蹴りまたは拳打

 厳密には蹴るまたは殴る動作で、その一瞬だけ硬化させた打撃部位周辺の〈AA〉を相手にぶつけることで衝撃を与えるという機能

 6話で0721が指揮官にやっていた蹴りはこれ


 ・アサルトルミナス

 〈AS〉の拡張機能の一つである〈二次拡張機能〉

 全身フレームの流動力場制御デバイススタビライザーを解放し、リザーブされた〈PL〉を放射して意図的に過負荷を与えることで爆発させる

 一見すると自爆技の様に見えるが指向性により自機を巻き込まず、むしろ瞬間的にではあるが防壁としても機能するので飽和攻撃を迎撃する使い方もできる


・KARASUMA

 指揮官機から強奪した銃剣付きパルスライフル

 一体NANISAWAなんですかね……()



上記以外

・卒業式

 ユニコーン封鎖機構の強化人間機関が出来損ないと判定した者の間引きとして行っているとされる行事

 なんでこの名前なんですかね……()。

 そして主人公の卒業式ですが『大気圏突入前に中継衛星に一旦移動し突入用装備を取りに行ってから作戦開始する(機体の左肩枠が開いているのもここにそれを搭載する為)』という説明をされるはずだったが保存し忘れてたのか書き損じていた

 元々外道サーフィンさせる予定だったので「まぁいいか()」と開き直ってそのままにしてしまったが……好きに補完していただいて結構です


・主人公の順位

 どこぞの白い栗みたいな成績と評価……()

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